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    ペイン・パイン・ペインへの応援コメント

    舞寺文樹さんの書きものが気になって、読ませていただきました。私の知る高校生のレベルを遥かに超える文章力と、確かなユーモアセンスが読む手を進めてくれます。「地の文と会話文のバランス」や「小中学生むけの小説を募集しているコンテストに、血の流れる残酷なラストシーンを応募することの是非」など若干の引っかかる部分はあるものの、一貫して楽しく読めました。

    リリという名前と、パイナップルと、心の底を抉られるような衝撃的でかつ美しいラスト。これらから私は、高校のときに読んだ、村上龍『限りなく透明に近いブルー』という小説を思い出しました。主人公のリリの持つ繊細な感情を巧みに書き上げてるところ、背景にある家庭環境の問題などのリアリティある作り込みもすばらしく、舞寺さんの武器なのだと感じます。
    また「ペイン・パイン・ペイン」という独特な表現で、恋の痛みと甘さを表現した部分は、タイトルと結びついたこともあり圧巻でした。このようなセンスのある若手がいることが、心の底から嬉しいです。今年の「カクヨム甲子園2022」も楽しみになってきました。
    読み応えのある物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。このような長文のコメントをいただいたのが初めてで嬉しい限りです。
    会話文(鉤括弧の中)を表現するのにかなり苦手意識を持っているので、自然に会話文を避けてしまっているのかもしれません。これからは意識して執筆してみようと思います!
    あとは流血シーン……。たしかに小中学生に対しては過激すぎですかね……。クライマックスは何パターンか用意してたのですが、このクライマックスが一番しっくりきたので採用してしまいました。

    カクヨム甲子園、ぜひ参加しようと考えています!

    次回作もぜひ読んでいただけると嬉しいです。秋冬遥夏さんの作品も楽しみにしてますので、お互い執筆頑張りましょう!!