第13話 切手
切手を集めていた親族から、何枚か分けてもらった。久々に手紙を書き、封筒に入れる。昔とは必要な額が違うので、何枚も貼るのはご愛嬌。目的地までひとっ飛び、切手達は羽ばたいて手紙を運ぶ。「手紙って、そうじゃないよ。付喪神化してるよ」受け取った相手は呆れ顔で、携帯端末越しに教えてくれた。
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