EX1 海奈

※7話完結ってお知らせしていましたが……あれは嘘になりました(笑)


「おっはよー」


 ゆさゆさ


「おはよーってばぁ」


――――――――――――――――――――

 ベッドで微睡まどろむ俺をゆすってるのは海奈マリナだ。

 彼女は、青髪のショートボブの少女で1年に1度だけ現れると言っていた。

――――――――――――――――――――


「もー、休みだからって寝すぎじゃない?」


「ウチとは海の日しか会えないのにさ……そんなのってないよ」


 ガバッ


 はぐっ


「ふふ、ありがと」


「え、いその香りがするって? そうなのかな?」


 くんくん


「でもベトベトしないから好きって……」


「海ってなぜか体がベトベトになるよね」


 コクコク


「でさ、今日って海の日だけど海いく?」


 ふるふる


「人がいっぱいな日に行きたくないって」


 むぎゅ


「うん、ウチも二人だけの方がいいかな」


「でもさ、せっかくだしどっか行かない?」


 うーん


「プールか、そうだね」


「そんじゃ、準備してほらほら顔洗って!」


 コクコク


 スタッ


 スタスタスタ


「ウチも準備しますか」


 トテトテトテ


 ガチャ


 ガバッ ゴソゴソ


「んー、ウチに合うサイズってあるかな……は金末コズエちゃんのが近いかなぁ」


 ペタン


 ツルン


 ブカブカ


「……全然合わない。なんでウチだけこんなに凹凸がないの……」


 はぁ


 シュルシュル


 ガバッ


 ススッ


 パチパチパチ


 キュキュ


「うん、とりあえずこんなもんかな」


 ガチャ


「おっまたー、準備出来た?」


「とりあえずサイズ合いそうな物をさがしたんだけどさ……全然、ウチに合わなくて……」


「『買ってあげる』って、もったいないよ。次って来年なんだよ?」


「ウチはレンタルでいいからさ」


 キュ


「でも、そう言ってくれてありがと♪」


 グリグリ


 ナデナデ


「それじゃ、行こっ」


 コクコク


 ガチャ


 ミーン ミーン ミーン


 ペタ  ペタ

   ペタ  ペタ


「あっついねー、こんな日は水の中に入るとキモチよさそうだね♪」


 コクコク


「誘ってよかったでしょ?」


「プール終わったら、メロンソーダ飲みたい

 あと、アイス食べたい」


 コロコロ


「えへへ、ありがと♪」


〜 〜 〜


 キャイ キャイ

 キャー キャー

 パシャ パシャ


「お、ま、た、せ♪」


 キャピ


「ごめんね。ウチってスタイルよくなくてさ」


 ふるふる


「『こういうのも良い』って、君ってロ……いやなんでもない」


(危ない、自爆するとこだった……)


「き、気にしないで! それより柔軟しなきゃ」


 1 2 1 2


 ふー ふー


「足ツったら大変だから特に念入りにね」


 ぐりん ぐりん

 ぐぐっ ぐぐっ


「ヨシッ、じゃー行くよっ」


 タタタタタ


 ふー ふー


 ばちゃん


 ぶるぶるぶる


「うぅー、さっむい」


 もぞもぞ


 バタバタ


「はやく入ってきなよー♪」


「えいっえいっ」


 バチャ バチャ


「ふぅ、慣れてきた」


 スィー スィー


 ちゃぽん


 ポコ ポコ ポコ ポコ


 ぷはっ


 ふるふる


「あー、キモチいいー」


「よーし。それじゃ競争しよ♪」


「せーの、ドンッ!」


 バチャ バチャ バチャ


〜 〜 〜


(キャイ キャイ)

(キャー キャー)


 チャリン チャリン


 ピッ


 ブーン ガガガガガガ


 ジュボ ボボボ ジュ――


 ピピピピ


「メロンソーダにぃ、カップアイスを入れてー」


 ポトン


 ジューワー


 カラン


 チュルー


「んー、美味しい♡ 君も飲みなよ♪」


 ズイズイ 


 ズズー


 ミーン ミーン ミーン


「ありがと、今日は楽しかった♪ 

 来年は海に行こうね♡」


EXおわり

――――――――――――――――――――

あとがき


今回は祝日ちゃんでした。


なお、著者が考える最高な海のすごし方は


日陰のピーチチェアで寝そべりながらビール片手に水着のお姉ちゃんを眺めたりイチャついたりして、夜はバーベキューする事ですね(海に入ってないw)


キャライメージまとめになります

https://kakuyomu.jp/users/kaisetakahiro/news/16817139557103484549

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