幕間 第三部振り返り

レイシア16歳と王子16歳の「第三部の振り返り」

「一年ぶりね」

「そうだな」

「前回、いつ出たのか調べたら、三月末だったじゃない! 一年間かけて書いていたのね。月日の経つのははやいわね」

「本当だな。リアルで一年間かけて一年分書いていたのか。作者馬鹿じゃないのか」

「ソウデスヨネ」

「ソウダナ」

「じゃあ、気を取り直して第三部の振り返り、はじめるよ~」

「だいぶ年齢も近づいて来たからね。作者は頭抱えているね。頑張れ!」


「え~と。今回は私が貴族コースに入るところから始まったのよね」

「ああ。まったく予定になかった展開だ」

「やりたくなかったのよ」

「でもどこかで貴族の常識はインストールしないとヤバいのわかっているよな」

「……オープニングの呪いのせいだ」

「それは同情するよ。作者にね」

「私じゃないの!」

「当たり前だ! お前には必要な事だ! っていうか第四部のオープニング回収のために必要なんだ」

「性格悪くするためね。任せて! 貴族風な嫌味はマスターしたわ。それでいいよね」

「やらすんじゃなかった」

「何か言った?」

「気にするな。独り言だ」


「まあ、前期はいろいろ頑張ったわ。お茶会開いたり、貴族らしくいろいろやったよ。お茶会でお友達が出来ると思ってたんだけど……。誰からも声がかからなかったよ。あんなにお金もかけたのに。私人望ないのかな。お茶会失敗だったよね」

「(これ程自分を分かってないのか)まあ、女子は女子の理論があるらしいから、そこら辺りを研究したらどうだい?」

「え~、メンドクサイ」

「そういうとこ!」


「まあ、そんな感じで前期終了!」

「待て! 騎士団との決闘忘れていないか!」

「あ~、そんなこともあったっけ」

「忘れてたな!」

「些細な事でしょ」

「どこが些細だ! あれは俺がこれから無双する大事なパートだ。作者に忘れられては困るんだ! ちゃんと振り返って!」

「だって弱かったし、サクッと終わったよね」

「お前な! お前の暴走でどれだけ字数かかったのか分からないのか? アホなのか? あれのおかげでお前の先輩のイリアさんまで展開が変わってしまったんだぞ!」

「そうだっけ? イリアさん仕事が増えてよかったよね」

「そういう事じゃないだろ!!!」

「まあ、よかったんじゃない?」

「よかったよ! 俺の今後の展開も目立ちそうだし」

「やらない方がよかったかも……」

「何か言った?」

「いいえ……何も」


「そんなこんなで夏休みね。ここは王子は無関係。よかったよかった」

「俺そんなに邪魔か?」

「もちろん!」

「気を使え!」

「え~。めんどくさい」

「お前の後始末、どれだけ大変だったか」

「知らな~い」



「夏休みはクリシュと遊べると思ってたのに~」

「弟か? 何かあったのか?」

「お祖父様と一緒に王都に行っちゃったのよ。勉強だったらターナーで出来るけど、貴族の作法や付き合いは弱いからね。私もお父様も」

「……そうだな」

「まあ、クリシュのためにターナー領の教育改革もしておいたし、石鹸作りも学んだよ」

「忙しそうだな」

「楽しいよ」

「そうか」

「そうそう。クリシュモテるのよ。クリシュを気になっている子ができたみたい」

「よかったな」

「いいのかな? 姉としては複雑」



「じゃあ、後期の授業だ」

「後期はあっさりと終わったわ。あのペースで進めばいいのに」

「なに作者の代弁しているんだ。まあ話数は少なかったが、内容は濃いぞ。ドンケル先生が軍と関わっているとか、兵器の魔道具見せてもらったりとか」

「魔道具、生活レベルになればいいのに」

「何か言った?」

「べっつに~。後はそうね、商売が順調に大きくなっていきそうだね。執事喫茶楽しみよね」

「歌劇団とか、話広げ過ぎていないか?」

「仕方ないじゃない! 思いついたんだから、作者が!」

「やらかしたよな」

「そうね」



「で? 休みの間何やっていたの?」

「え? ちょっと旅行して盗賊捕まえたら帝国の騎士だったとか、海の魔物クラーケンを倒したら大金貰ったとか、クリシュを好きなお嬢さんを見たとか、魔道具の作り方覚えたとか……。その程度よ」

「その程度って! おかしいだろ!」

「そうかな?」

「無自覚め」


「まあ、あなたのヒロインも出てきたことだし」

「アリアの子供時代、あれでいいのか? オープニングだともうちょっと違った感じがしたんだが」

「オープニング? 出て来てないじゃん」

「出て来てないけどさ、ほらヒロインってさ……」

「だって、あのころは教会の孤児院こんなにひどいとは思っていなかったんだよ。バタバタ走ってスーハーしているのが教会だったんだから」

「なぜそうなった?」

「お父様とマックス神父様の回想閑話のせいよね。あれがなければ・・・」

「閑話のたびに設定増えていかないか? この作品」

「そうね」



「それにしても、こうして話すと本当に盛沢山な一年だったな」

「本当ね。来年度はさくさく進めるわよ」

「どの口が言う! 課題だらけじゃないか! 伏線はりまくって!」

「仕方ないじゃない! 勝手に伏線になってしまったんだから。予定外だよ」

「俺はどうしたらいいんだ!」

「アリアさんと仲良くしていたらいいんじゃないの?」

「あのダークな子と仲良くなれると思うか?」

「大丈夫。その設定は知らないことになっているから」

「あああああ。気が重い・・・」

「がんばれ~!」


………………………………あとがき………………………………


 ということで、次から三年生です。その前に人物紹介纏めないと・・・

 どれだけ増えたんだ? この第三部! メモってないから大変です!

 ヒロインのアリア・・・本当にあれで大丈夫なのでしょうか・・・

 多分また想像の斜め上を走っていくんだろうな。第四部・・・

 サブストーリー多すぎて困っています。一応思いつくのはこんな感じかな?


〇教会・孤児院とスーハー同盟の行方

〇クリシュの教育改革・石鹸の改良

〇伯爵令嬢の恋の行方

〇黒猫甘味堂と執事喫茶とイリア

〇王子とアリア

〇王子の騎士団改革とイリア

〇暗闇とレイシア


 他になにあったっけ? 気づいた人はコメントで書くんだ!

 これから王女も絡んできそうだし、アリアは何するか分からないし、帝国の動きは微妙だし、お祖母様は不穏だし・・・


 一体どうなってしまうのでしょう! 本気で悩んでます!

 早く書き終わりたい!!! 暴走ストーリー何とかして!!!


 困惑気味のみちのあかりでした。応援よろしくお願いします。




サブストーリー追記

○痩せた魔法少女のシリーズ

○サチと店長のラブストーリー


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