おしゃべりな昼下がり
この美のこ
第1話 原点は「赤毛のアン」
私の人生にはいつも「赤毛のアン」(L・M・モンゴメリ著)がありました。
アンと言えば、おしゃべり好きで、負けず嫌い、涙もろくて、感激屋。
そして何より美しいものが大好き。
そんなアンの魅力の一つに、人並み外れた想像力があります。
ホープタウンの孤児院から、プリンス・エドワード島にやって来た時から、窮屈そうな灰色の服は、うすい水色の絹の服だと想像したり、グリン・ゲーブルスに向かう途中に見たりんごの並木道は「歓喜の白路」バーリーの池は「輝く湖水」そして東の部屋から見える桜の木には「スノー・クイーン」などと名付けたり、とにかく人一倍想像力豊かな夢見る女の子なのです。
初めて「赤毛のアン」の本を手にした小学生の時から、そんなアンに、私はすっかりハマってしまいました。
何気ない生活の一コマも、アンの想像力にかかると、見る見るうちに輝きだすから不思議です。
アンのように夢いっぱいに暮らしたい!
アンに影響された私は、いつも夢見る少女、想像するのが大好きな女の子でした。
大人になってからも、その気持ちは消えず、赤毛のアンに関連した本も買いそろえていきました。
その中に「赤毛のアンの手作り絵本」(鎌倉書房)という本がシリーズで3冊あるのですが、その本は物語と一緒にその中に登場する、手作りの小物や料理やケーキやお菓子などが作り方とともに紹介してあります。
私は結婚したばかりの時や、まだ一人目の子供が小さかった頃に、それを真似て良く作っていました。
又、その本を見ているだけでも心がときめいてくるのです。
人生の中では、色々な大変な時期や辛いと思うような時期もありましたが、その本を開けば、心が躍るのです。
アンのように想像力が膨らませられるのです。
原作も何度も読みました。読めば元気をもらっていました。
子供達が成長するまでは、仕事や家事や育児で大忙しで、自分の時間がなかなか持てませんでしたが、定年したら、赤毛のアンの舞台ともいえる、プリンス・エドワード島に行くのも夢になっていました。
その為に、貯金もしていました。
実際には、定年後に母の介護があったり、コロナ禍となり、旅行はお預けになってしまいました。
しかし、どんな状態でもあろうとも想像することはできます。
例えコロナ禍だろうとも。
昼下がり、今日も家の中で一人でおしゃべりしながら(? )夢見心地で、にやにやしている私です(キモい 笑)
何を想像してるかは、皆様のご想像にお任せします。
近況ノートに私のお気に入りの「赤毛のアンの手作り絵本」の写真載せてます。
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