数行不思議物語
郷新平
あの話
友達が楽しそうに笑いかけてきた。
「ねぇ、昨日のあれ楽しかったよね‼︎」
私は
「何のこと」
と聞き返した。
このやりとりを見ていた人がジリジリと迫ってきて、顔には薄く張り付いた笑みが浮かんでいる。手には鉈や鋸が握られていて、後ろに友人が薄い笑みを貼り付け、こっちを見つめていた。
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