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少女は怪訝そうに
「まぁいいわ。機会はいつでもあるし今は礼を言っとく。……命がけで止めてくれてありがとう……。でも勘違いしないでね、本当は死にたかったんだから」
「はいはい、どうも」
少女は、立ち上がる
――気の強い女……
そう思いながら
すると少女は立ち止まって振り向き、
「名前」
少女は、
「貴方の名前よ。何?」
「普通、自分から名乗るだろ」
「話は終わってないわよ!……
少女は、意外にも突っかからず名前を紡いだ。
少女の正直な態度に、
「……
「
「……それはどうも」
少女は、微かな笑顔を向けると偉そうに言いながら腕を離し、背を向けて学校へと歩き始めた。
だが少女……
ーー死にたい……か……
今日の出来事が、
残り約159時間
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