青春イベントのたびに、ウザくて小悪魔だけど超可愛い後輩からイジられる
GameMan
一学期
<入学式>
お久しぶりですね、センパイ!
元気にしてましたか?
私が居なくて寂しかったりしてたんじゃないんですか♡
、、、え?
友達が沢山できた、ですって?
なんですか、ジロジロ見ないでくださいセクハラで訴えますよ
、、、だから拗ねてなんかいませんって
私みたいな後輩は放っておいて、女友達と仲良くやってたらいいんですよ!
へぇ〜友達は男だけで、女子とは全く話せてないんですかぁ〜
可哀想なセンパイですねぇ
しょうがないので可愛い後輩である私が、センパイと仲良くしてあげましょうか?
何嬉しそうにしてるんですか、、、なるほど女子と仲良くなったことがそんなにも嬉しいんですね♡
まったく仕方がないセンパイです
これからは私が一緒に居てあげますから、どうぞ嬉しやがってください♡
<体育祭>
あらあら、徒競走で無様に転げた情けないセンパイさんじゃないですかぁ
水場でそんな丁寧に傷を洗われて、、、痛いでちゅか?
涙を流ちたりしてまちぇんか♡
え、何故私がここにいるのか、ですって?
そんなの情けないセンパイの痴態を見るために決まって、、、えぇまぁ私の出番は次の競技ですけど
勘違いしないでくださいね
コケてしまったセンパイが心配で、出る競技が次なのにも関わらず急いで来たわけじゃありませんから
本当ですから!
そ・れ・よ・り・も♡
私が持っているこの絆創膏、欲しいですか?
そんな物欲しげな犬のような表情をされても、、、タダであげるわけないでしょう?
欲しければ私の言うことを一つ、なんでも聞いてもらいます
正当な取引です
簡単ですよ、女子高生のお願いを一つ聞くだけじゃないですかぁ〜
ビビっちゃてるんですか?
後輩との取引に逃げ腰弱腰なんですか?
、、、ふふっ、取引成立です♡
とてもチョロいセンパイで助かりました♡
<1回目のデート>
早速ですが、体育祭でのお願いを使います
今日は一日中私のお買い物に付き合い、荷物持ちをすること!
えぇそうです、簡単でしょう?
あ、デートじゃないですから、陰キャみたいに勘違いしないでくださいね♡
もしかしてデートかと思って気合い入れちゃいましたか?
ざ〜んねん、これは単なるお買い物です
え、そっちこそ気合い入れてるんじゃないかって?
そそそんなわけ無いじゃないですか!
服をバッチリに決めて、慣れない化粧も少しだけして、ワクワクしながら此処へきたなんてことありえませんから!
どうですか、このワンピース
可愛い私にとても似合っていると思いませんか?
買おうか迷ってるんですが、センパイのご意見を参考にさせてもらおうかなと!
まぁセンパイが女子の褒め方を知っているとは思えませんが、特別に私を褒めさせてあげます
さぁさぁ少ない頭を全力で使って私を褒めてください!
、、、だからニヤニヤなんかしてませんって
センパイの褒めが嬉しくて、喜んでなんかいませんから
『可愛くてお前の雰囲気に良く似合っている』なんて言葉で褒められて嬉しくなるような軽い女ではないので!
ほら笑ってないで早く次行きますよ!
今日は一日お疲れさまでした
まさか本当に弱音を一つも吐かずに荷物持ちをやり遂げるとは、、、そんなにも私とのお買い物が楽しかったんですか♡
しょうがないですねぇ
センパイが望むなら、また今度も連れて行ってあげます♡
<センパイの修学旅行中>
、、、夜遅くにすみません、今構いませんか?
そうですか、、、ありがとうございます
その、用件というか、、、いえなんでもありません
おそらくウトウトしているであろうセンパイの睡眠を邪魔しようと思っただけです
センパイが居ないことが寂しくて、声だけでも聞きたくて電話したわけじゃありませんから
ちっ、違いますからぁ!
まぁでもセンパイも、女の子の可愛い声を耳にしながら眠りにつくのは嬉しいでしょう?
慣れない場所で寝るのはお疲れになるでしょうし、情けないセンパイのために、可愛い後輩が仕方なくASMRしてあげます♡
勝手に切ったらスタ爆しますから
、、、修学旅行、楽しいですか
短い高校生活なので、思い出はきちんと作ってくださいね
でもしっかり休んでくださいね
センパイが体を壊したりしちゃったら、流石の私も心配します
、、、声がねむねむですよ、可愛いです♡
それではそろそろお別れですね
、、、おやすみなさい、センパイ♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます