ファンファーレ

気づけば三度目の春がすぐそこにあった

まだ見ぬ未来への憧れと

叩きつけられたような痛みが

君の背中を押していたよ


振り向けば泥だらけの足跡があった

吐き出した君の血と

吹き出した汗と涙の塊が

前を向けと言っていた


さらば青春と誰かが言った

君は思い出なんてないだろうけど

そこにあるのは嫌悪と憎悪だけど

それでも確かにそこに歩いて来たから


だからこの三年間は

これからの君へのファンファーレ


君が行けるのは未来だけ

君だけのファンファーレがあるから

奏でて想いを乗せて

進め 行け

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