マサの意識改革
今日は、わたしの恋の話はちょっと置いておいて。
マサの意識の変化についてお伝えするね。
最近、演技力をつけたいと必死になっているマサ。
映画館に出かけたり、有名どころの映画をダウンロードしては、演技をマネしたりして。
うん、悪くないよ!!ブラボーと叫びたいけど、スマホが鳴ると集中できないだろうから、サイレントモード。
どうして、こんな必死かって!?
グループのメンバーが最近ソロで活動し始めて、今まで何もしてこなかった自分を急に恥ずかしくなってきたみたいなの。
遅っ。
司会が上手なメンバー、作曲ができるメンバー、ダンスだけではなく振り付けもできるメンバー…。そりゃマサが女の子とデートしている間にみんな努力してるんだもん、ソロ仕事が増えて当たり前だ。
私は、充電器にやっと入れられてゆっくりと頭の中を整理している。
悔しさゆえマサが、裏アカでメンバーの悪口を書き込む指が痛かったけど。(ほんと私の体を押しすぎ)こんな生産性のないことをしてても意味がないと気がついたみたい。あ「生産性がない」って言葉はマサには通じないか。
「ここで腐ってても、意味がない」
ということで、マサは、俳優のワークショップを探してる真っ最中。
ただ、スマホのやりとりを見ていても、「これ詐欺じゃね?」
ってすんなりわかるのが多い。が、もちろんマサは全く気がつかない。
だから、「参加します!!」という連絡メールを送れずエラーにするなど、私の活躍、ほんとすごいの。
誰か褒めて!!もともとこのスマホはハイスペックだったかもしれないけど、連日わたし、頭が痛いです。
こんな姑の嫌がらせみたいなことばっかり!?って思われているかもしれないけど。そうじゃなくて。
マサには本当にいいワークショップに行って欲しくて。
仕事の悩みは、マネージャーさんに相談すればいいのかもしれない。でも今かなり精神的にやられてるマネージャーの仕事増やしたくないのかもしれない。マサ的には。優しい。いいところもあるんだよな。
そんなこんなで、私の体が薄汚れてきた時に、いいワークショップを見つけたマサ。うん。ここなら大丈夫だね。女性監督が中心のワークショップなら、パワハラとかもなさそうだし、この監督なら、大丈夫そう。
私は胸をなでおろした矢先のことだった…(あ、胸はなかった)
続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます