☆「三学期・前半」の登場人物

※人物紹介です。飛ばしていただいても、物語上問題ございません。



大谷おおたに みどり


 音楽教諭、コーラス部顧問。

 駿が率いる音楽研究部の顧問を掛け持ちしている。

 教員生活二十年以上のベテラン教員で、生徒たちからは「おばちゃん先生」と親しみを込めて呼ばれている。


 音楽に真摯に向き合っていない軽音楽部を嫌っている。

 その軽音楽部の罠にはめられたコーラス部を救うため、掛け持ちで顧問を務める音楽研究部を率いる駿に助けを求めた。



薄井うすい 小太郎こたろう


 高校二年生、軽音楽部の部長。

 身長一七〇センチメートル、茶髪の長髪で、甘いマスクのイケメンボーカリスト。歌はあまり上手くない。

 軽音楽部を結成した人物で、理由は『女子がかんたんに釣れる』から。

 春、亜由美の胸に触れたことで駿の逆鱗に触れ、軽音楽部のメンバー共々その場で殴り倒され、亜由美に股間を蹴飛ばされた。


 性の認識が歪んでおり、女性を便利なセフレとしてしか見ていない。

 実際に、グルーピーを利用してコーラス部を罠にはめ、澪を利用してコーラス部のステージを妨害した。

 しかし、駿にすべてを看破されて、軽音楽部はコーラス部に敗北。最後まで抵抗を続けたが、拠点にしていた音楽準備室での性行為を駿に指摘され、音楽準備室を音楽研究部に明け渡した。



中山なかやま みお


 高校二年生、山辺に代わる新しい生徒会長。

 身長一五五センチメートルの痩せ型、肩にかかる位のきれいなストレートの黒髪が自慢。

 軽音楽部のグルーピーで、生徒会長に立候補したのも、生徒会の力で軽音楽部をバックアップするためで、前会長である山辺のような高い志があるわけではない。


 軽音楽部部長の小太郎からの求めに応じ、コーラス部との勝負のステージをお膳立てし、コーラス部と音楽研究部の妨害を行った。

 小太郎のために全校生徒の前で悪役となったが、駿にすべてを看破され、小太郎にもそれを見て見ぬ振りをされてしまう。


 小太郎とは身体の関係があり「澪が一番だよ」と囁かれていた。

 しかし、実際は小太郎にその気はなく、他のグルーピーとも「一番だよ」と囁きながら関係を持っており、それを知ることとなった。

 現在は、小太郎との「愛」に疑問を抱き始めている。



 引き続き『コンプレックス』をお楽しみください。


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