第7話 上下の波動

われわれは、どこに向かおうとしているのか

この国は、知らない間に破滅へ向かっている気がする

個が、あまりに弱く、媒体で訴えようとしているが、

あまりに受ける個が、また弱く、行動する気力がない


交流電力の波動を思い浮かべてほしい

時間は一定であるが、波形はきれいに半円を描く


個も

集も

キレイさを求めていない

心の余裕があるものがキレイさを求めるものだという

いや、キレイさはそんなもんじゃない

状況をキレイに捉えているか

弧を描く1点1点が、今どこに我はいるのか、

感覚ではなく、理論ではなく、数字ではなく

己が姿勢を正し、絶妙なバランスで背骨の婉曲を醸し出しているように

キレイな状況を作り上げているのか、日常の生活で

それは何なのか

神でないので、勝手な空想で終わらせて

この1文1文字に韻を込めて

波動と言う諸行無常を逃げ道として

世の中を終えることにしたい


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