私って...
朝霧ゆかにゃ
プロローグ
岡山明14歳、受験生です。
南原中学校に通ってます。
「あかり!おっはよー」
私は、最近なんか心がしんどい。
「あかり?あかり?元気ないね」
「うん元気な..大丈夫だよ」
「大丈夫じゃない!!!あかり」
タッタッタッ
「まって、あかり!」
1人になりたい。今は人と話したくない。
みんながにこにこしているのを見ると、何が幸せなんだっ!と思う。
「ハァハァ、あかりィ~どこぉー」
みつからないように実は、階段裏に隠れているんです。
トコトコ カッカッカッ
「岡山さん、そこでなにをしているのです!」
やばい、生徒会長にバレてしまった。
「なっなんでもないです」
「こんなところでこそこそと隠れちゃだめですよ!」
「はい」
もう9月、今月は、花江川学園の高等部のオープンキャンパスに行く予定がある。
私の家族は、みんな花江川の高等部出身。だから「行けっ!」と母に前言われた。
実は私、中学受験に失敗した経験がある。
その受けた学校が、花江川学園の中等部だっ た。
だから、花江川には、行きたくない。中学も高校も自分で好きなところに行きたいのに。
自分で色んな悩みを抱え過ぎて、もう、頭がパンクしかけている。
私の母と父は、今私がどれだけ1人で苦しんでいるのか知らない。
もちろんクラスメイトも知らない。
母と父に私の自由を奪われている。
毎日、決まった時間にしか遊べないから、友達とも遊べない。
だから、友達は、私を誘ってくれない。
今すぐでも家出の準備をして家出したい。
お金も十分あるから一ヶ月以上は家出できる。
ああーっ!この世なんてなくなればいいのに...。
これが今の私、岡山明だ!
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