夢の中ツーリズム 〜夢の中楽し-、ん?あそこで同じように はしゃいでいるの、学校一の美少女に似てる〜

@haidoroponnpu

第1話 旅行に行きたい



・・・



死にたい・・・



毎日毎日、辛い辛い辛い


学校とバイト先と家の往復、家は寝るためだけに帰ってる感じだ。


あまりの辛さ、声の無い悲鳴をどれだけあげても、止める事すらできない。その日常は、自分の感性をゴリゴリ削っていく。



地獄・・・



親ガチャ外れた下級国民にはお似合いの生き様だ。休みとか取れたら、どっか遠いところに旅行とか行きたいな、取れないだろうけど!



つーか、旅行とかご時世的にも経済的にも無理!そんな余裕無い。



ああ、余計な事を考えるのやめよう。



疲れでふらつきながらもアパートの戸を開ける。

母さんは夜勤だろうか?妹は寝てるだろうから音を立てないようにしないと


飼い犬は・・・ぐっすり寝てる。



シャワーを軽く浴びて歯を磨いてベットに潜り込む。



・・・




眠れない。

極限に疲れているはずなのに何故?



彼は起き出してカバンから瓶を取り出す。そういえば、帰り怪しいお婆さんの占い師から『睡眠の質を向上させる感じの薬』とかいうのを貰ったな。


いつもならそんな怪しげな物には手をつけないが、疲れて判断力が鈍っていた彼は構わずそれを飲み干す。


(甘っ)



・・・


ちょっと体ポカポカするかも・・・



そんな事を考えながら、いつのまにか眠りの淵に堕ちていった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る