トリコちゃん、こっち来て

 えー、先日、「ワンダと巨像」のPS4版のトロフィー(実績)をすべてコンプリートしました。やりこみ要素も全てやったので、骨の髄までしゃぶり尽くしましたね。名作と言われてるだけあって、プレイしている時は何度も驚かされたり、自分自身のプレイスキルの成長を実感できたりと、たいへん有意義なゲーム体験ができました(TwitterでワンダRTA勢の方とお話をする機会もあってびっくりしました。今後とも皆さんがんばってください!)。


 ということで、次のゲームとして「人喰いの大鷲トリコ」の2周目をプレイしています。トリコは「ワンダと巨像」の次回作となっており、世界観的にもおぼろげながら繋がっているような節がある気がします。ややもっさりとした動きと、完成された世界観、他のゲームではなかなかない体験がウリのゲームですね。

 人喰いの大鷲トリコは、いわゆるパズルアクションゲームに該当します。石造りの謎の建物で目を覚ました主人公の少年は、村で「人喰い鷲」として恐れられているはずの大鷲と出会い、奇妙な協力関係を築きながら建物からの脱出を図る……というストーリーのもと、次のステージ(これは便宜的な表現で、ゲームはほとんどがシームレスに進行します)へ行くために大鷲トリコの力を借りるわけです。


 次の場所に行くためには、トリコの背中に乗って連れて行ってもらう必要がある……が、肝心のトリコがあっちにいったまま戻ってこない! なんてこともあるため、色々な意味で「生きている」トリコと交流できるのもアピールポイントの一つですね。最初はちょっと怖いかもしれませんが、徐々に愛着が湧いてくるんですわ……


 今日も、夜寝る前にちょっとだけ「トリコ」をやってから眠ろうと思います。アルバイト先も探し始めて、生活リズムを元に戻さないといけないので……良い場所が見つかるといいな。ではそういうことで


「おねーちゃん、テレビの前にいたらゲームできないよ」

「んぅーっ……」


 ぺたん、と座ったおねーちゃんが、テレビの前から動かなくなってしまいました。なにやら目を閉じて首を横にゆらゆらと振っています。押しても引いてもびくともしません。困ったな、これじゃあゲームができないぞ……


(おねーちゃんは、いまとっても甘い物が食べたいんだよ……)

(こっ、これは謎のテレパシーヒント!? 頭の中に直接……!)

(なにかあったかなぁ、冷凍庫の中に、冷たくて甘いものがあったような……)


 ……!

 冷凍庫からおねーちゃんの大好きなカップアイスを出してテレビから離れたところに置いてみると、おねーちゃんがやっと動いてくれました! やったぞ!


「んぅーっ♪」


 あっ、おねーちゃんが後ろから抱っこしてきた!

 まって、今日構ってなかったことは謝るから、これじゃゲームできな、あーーっ

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