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柔らかくて温かい雨に

優しさを勘違って濡れる

強くなって強く生きてた筈が

何のため 見失って 随分と経っていた


曲がりなりにも歩いてきた道があった

誰かを振り向かせるものも身に付けた

何のためだったかなんて

訊かないで


不条理だって一人きりだって叫ぶのが心地よくて

お前なんかには何も分かってないって嘲笑って

やりたいようにやれって

どう思われるかなんてどうでもいいって

何のためだったかなんて 訊かないで

見失って 随分と経っていた

始まりの優しい雨は とっくに止んでいる

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