堅物眼鏡陰キャの生徒会長を悩ませる校則違反スレスレの金髪ギャル→もう完全にスレスレというかアウトなんだが、なんとかして黒髪清楚にしたいんだが、ある日。従順な犬になった。

雲川はるさめ

開始

くそっ。

なんで俺なんかが生徒会長に…!!!


仕事は大変。

規律を守る様に指導。

掃除は当然サボれない。

おそらく授業中眠ることすら許されない

領域に俺は足を踏み入れてしまった様だ。


「山吹シンジくんが、生徒会長かー」


「堅物陰キャ眼鏡に押し付けた感じするよねー、ほら、他の候補者が仕事が大変なのを分かっててろくに選挙運動もしなかったしね」


「まぁ、生徒会長って肩書きで内申点をよくして大学の推薦取ろうってガチな候補者もひとりいたけどさー、陰キャな生徒会長も面白いんじゃね?とかって変な票を集めたよね、彼はさ」


「あ、でもー、勉強はできるし?1番だし。

そこそこ真面目だし?陰キャなのに、背はでかいし?眼鏡だけど?実は顔面、男前って

話だよ。彼は金槌みたいで、水泳の授業は見学してるけど、なんか顔を晒さないけど。なんでも、空手が全中一位だったとか、、

それって運動神経いいってことよね」


「すごっ。あんたよく知ってるね」


「だってー、気になるじゃん。

あの素顔が実際はどうなってんのか、って。

その凄い噂付きだから、やっぱ票を集めた時思う。実は、凄いやつだ的な」


「結局、生徒会長になった今も。顔は隠してるけどね。いつか晒してくれたらいいのにねー」


女子の噂話は俺の耳に筒抜けだった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る