転生の神~転生した少年はチートスキルで無双する~
タニシ
プロローグ
漆黒の宇宙を背に二人の神が争い合う。
一人は世界を守るため、もう一人は世界を破壊するため。
「何度目だろうな。お前を封印するのも」
女神は悲し気に語り掛ける。しかし帰ってくるのは「コロシテヤル」という片言の言葉。まるで昔の温和な姿など見る影もない。
長きにわたる戦いで数多の命が失われた。神をも含む数えきれない命だ。
彼は殺さなければならない。しかし彼女には殺す力がなかった。
「いつかお前を倒す人間が現れるその日までか……」
女神はそうつぶやくと魔方陣を描き目の前で拘束を解こうと暴れている神を封印しようとした。しかし、
「何をやっているミャーマ!」
「なっ!?」
封印したはずの神が逃げ出した。そしてその先は考えうる限り最悪の場所、地球。
「クソ!追うぞ!」
「カハハハハハハハ!」
「逃がすかぁぁぁぁぁぁ!」
それを全力で追う女神、ミャーマは大気圏突破直後に破壊神の顔面をつかんだ。
「封印じゃぼけぇぇぇぇぇぇ!」
そしてミャーマは近場にあった最も高い山に破壊神を封印した。
「ふう、一件落着」
「何やっとんじゃぼけぇぇぇぇぇぇ!」
その後、彼女が怒られたのは言うまでもなかった。
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