俺は(相対的に)普通だ!
龍百
第1話
「なぁ、そこの魂」
「…え?俺?何ですか?」
死んでから数年間、ようやく魂に慣れて来たと思ったら突然この世界の主に呼ばれて驚く
「チートとしてステータスあげるから転生してくれない?記憶もそのままで良いし」
やたらと条件良いの良い転生、怪しい
だが嘘をつく意味も無いし、そもそもこれを逃せば次いつこの好条件がやってくるか分からない
つまり、今、転生するしかない…!
「転生します!いや、転生させて下さい!」
「ありがと〜じゃ、いってらっしゃ~い」
神様はいつも通り軽い感じだし考えすぎだったのかもしれないな…
「行って来ます」
遂に転生か…!しかもチートもありで
チートと記憶があるんだ今度こそ上手くやるぞ…!
ーーー
「オギャ」
息の仕方を知ってるから泣かずに済んだわ
…いや、この赤子不自然すぎね?
「泣かない…?し、死なないで!?」
ですよね!
そりゃそうなるわ!泣いとこ!
「オギャァァァ!オギャァァァ!」
はい、終わり
泣くのも疲れんねん
「な、何この子…とっても疲れた顔して泣くのを辞めた…?」
親めっちゃ困惑してて笑う
でもマジで疲れてるからしょうがないんだよ…
あ、あとステータス見よ
ーーーーー
ラル Lv1
力10
体10
魔10
運100
スキル
ーーーーー
あ、もう名前は決まってるのね
でもそれ以外は至って普通だな、別にチートスキルがあるわけでも無いし
ただステータスは俺以外持ってないから鑑定とかは出来ないのが不便だな…
ーーー
あれから5年、未だ時々泣かなかった事をイジられるけどそれ以外は至って順調
ーーーーー
ラル Lv1
力185
体188
魔583
運100
スキル
剣術Lv8 体術Lv9 槍術Lv6 鞭術Lv6 槌術Lv4 斧術Lv6投擲術Lv5 四元魔術Lv9 身体強化Lv7 魔力操作Lv5
全ステータス強化Lv5 心眼Lv7
ーーーーー
こんな感じにステータスも育ったし、スキルも多種多様なスキルや魔術を会得した
問題はレベルを上げられないという事だが…
そろそろそこらの獣位なら狩れるよね?って位には強くなったからそろそろ狩りでレベル上げるか!
ーーー
「ガァァァァウ!」
いま私は普通の狼から逃げています
ちょっとした岩位なら壊せるのにただの狼から逃げています…何故かって?
そのただの狼が爪で岩を切り裂いたんだよ!
ふざけんな!この世界バグってんだろ!
いや現地の生物にはステータス無いんだよね!?
俺も岩切出来るけどステータスあっての物だよ!?
クッソ!ふざけんな!戦うしか無いのか!?
…いや、武器無しで!?
反撃するのなら兎に角普通に攻撃力のある武器を…
ん?このツタ…強度的にちゃんとした鞭になるぞ!
行ける!これならちゃんと武器になる!
よっしゃあ来い!反撃開始じゃい!
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