2022年11月8日 皆既月食

 皆既月食を撮ってみました。

 使用した機材は以下。


■カメラボディ

・CANON EOS 6D Mark2

■レンズ

・SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM C015

■その他

・SIGMA TELE CONVERTER TC-1401

・安物三脚

・リモートスイッチ


 通常の月と違って、月食中の暗い月は手持ちで撮影できないので三脚の出番となります。そして三脚に据えているとはいえ、カメラのシャッターボタンを押すと揺れてしまうので、リモートスイッチをつないでシャッターを切ります。リモートスイッチがない方は、セルフタイマーを使うといいでしょう。

 シャッターを押してカメラが揺れても、時間がたてば静止するはず。


 ×1.4倍テレコンで840mmにもなると、少し風が吹くだけでもカメラが揺れます。安物三脚のせいかもしれませんが。

 あと、三脚を使うときは手振れ補正は切っておきましょう。変に揺れを検知するのか、逆にブレます。


 撮影時の設定はだいたい以下の通り。

 SS:1/2sec

 F値:F9

 ISO:6400

 撮影モードはマニュアル、マニュアルフォーカスの設定です。

 テレコンを使っているせいか、暗い月食相手にはオートフォーカスがうまく動いてくれません。ライブビューでカメラモニタに月を映して拡大して、レンズのピントリングを回して合わせます。


 こうしている間にもカメラモニタ上の月がじわじわと動いているので面白いですね。5分くらいたてば、モニタの下にいた月が上に移動して画面外に出そうになります。

 じわじわと動くので、低ISO感度で長秒露光するとブレるのです。だいたいシャッタースピードは1秒以内にするのがよいでしょうか。それでももやっとして写るのはやっぱりブレているのか……。安物三脚だからか……。


 全部で200枚以上は撮りましたが、じわじわと天王星が月に近づいていっているのがわかりました。840mmでも点でしか写りませんが、確かに月に近づいているヤツがありました。


 135mmF1.8レンズでも撮ってみましたが、やはり小さかったです。しかしまぁ、多少暗めではありますが手持ちで撮れたので、やっぱり明るいレンズはいいなと思いました。

 24mmF1.4でも撮ってみましたが、広角でも赤い月は写るものですね。街の夜景とともに月を白飛びすることなく撮れるのは、月食ならではでしょうか。


 ホワイトバランスをオートから晴れとかに変えると、赤い月がさらに真っ赤になりました。

 そして今回は動画も撮ってみました。やっぱり840mmで3~4分も撮っていると、画面下から上まで移動しますね。動画にすると、やっぱり地球は自転してるんだなぁと実感しました。

 カメラボディにある撮影開始ボタンを押すと、カメラが動いて月がブレるのはご愛敬。あとはじわじわと画面の下から上へゆっくりと移動する様子が撮れました。

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