第30話
浮気旅行最終日前日の夜。
楽しかった旅行も今日で最終日である。
明日の朝には飛行機に乗って、ただ一緒にいるだけの夫と、私の言う事を全く聞かない娘のいる家に帰らないといけない。
少し前に、実家から連絡が来た。
孫が勝手に家に帰って行った。どういうしつけをしているんだ。と。
この連絡が来たという事は、娘は無理に実家に預けたと夫に話しているだろう。
せっかくの楽しい旅行の最中なのに、帰ったらその事に、夫から文句を言われるのを考えると水を差されたよな気分だ。
「ん?どうしたの?」
「え?何?」
「いや。不安そうな顔をしてたから」
「あっ。明日でもう旅行がお終いだと思うと悲しくて」
「そうなんだ。大丈夫だよ。また、この場所に旅行しよう。次は・・・新婚旅行として」
「///・・・はい」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます