26.キャンプ

気の置けない友人三人と共に山奥へキャンプに行ったんだ

昼間はしゃいだものだから夜はぐっすり、だったんだが強い振動を受けて目が覚めた

暗がりの中で凶器を持った男たちが驚愕の表情で見下ろしていた

咄嗟に起き上がり近くに身を守れる武器はないかと見回していると三人のうちの誰かが声を上げた

「お前、義肢なのかよ!」

「なんだ知らなかったのか」

よく見知った顔たちにオレはそう答えた

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