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「なんかね、たんけんしてたらキレイなお花があって、かわいいなーって思ってたら、キレイなお花に、おじさんが悪さしてる!助けなきゃ!って……思ったんだ…。」




消え入りそうな声になりながら、両の目に涙を浮かべて、女の子は訴えました。




「そうか、それは悪かったな。だが、これは手入れだ。花をキレイに咲かせるためのな。」




「じゃあ、おじさんは悪者じゃない?」



女の子は目を輝かせて聞きました。





「あぁ、悪者ではない。」




「じゃあ、いい人?」




「それは……どうだろな。『手入れ』と言いながら、これから咲く花の命を切り落としてる。 …だから悪い奴かもしれない。」





「…?ふーん…?」





まだ難しかったか?と、男性は小首をかしげましたが、続けて話し出しました。




「…どうだ、お茶でも飲んでくか?」



「!! うん! あたい、のど乾いてたんだ!おじさん、いい人!」



「はは、どっちだろな。」




男性は、お茶をいれるために、その場を離れました。









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