/7
「ははっ、そうか。嬉しいか。」
「にゃー。」
そう言うネコは、男性の足元に近寄りました。
「人懐っこいネコだな。」
男性はネコの頭をなでます。
「主人はいないのか?」
「……。」
初めて返事をしないネコに、男性はビックリしました。
「すまん、悪かった。」
ザーッと、ネコのかわりに、木々が答えました。
「お詫びといったらなんだが…。」
と、男性が切り出しました。
「たまに来るならキミのために、椅子を用意しよう。」
「にゃー。」
そう応えるネコに、男性は少し安心した表情を見せました。
「にゃー。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。