過去の2人

耳たぶ



「肉球のように柔らかいね」


と李仁は僕の耳たぶをぷにぷにと親指と人差し指でつまむ。やめろよと言うと今度は口でハムっと耳たぶを咥えてきた。


「でも本当のところこういうことされるの好きなんでしょう?」


って耳元で囁かれる。彼は僕をじっと見る。


うぬぅ


「好きだよぉ…」


と告白せざるおえなかった。

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