第45話ゴオニンジャー VS ハカイスルンダー ④

【アカインジャーside】


「アメチャン・ダーク=アンタダレは、元々孤児院出身の女性だ。

 オンドレイ伯爵の長女 ニールコ・ピーチ=オンドレイの遊び相手 兼 専属侍女見習いとして引き取られたのだが、類稀たぐいまれなる才能を見出だされて、アールバト・アプル=アンタダレ公爵の養女に成り正義教の聖女候補として、教会に入ったハズだった。

 俺のフミターオース侯爵家とオンドレイ家は同じ派閥だったので、子供の頃から彼女達とは付き合いがあるんだ。

 アメチャンはよく、オンドレイ家の長男 イライーラ・キューイ=オンドレイとニールコにいじめられていたのを俺がかばったモノだったんだよ !

 アメチャンは、優しくよい子だったから、マタイ=エッサッサとルカ=エッサッサに利用されているだけだと思うんだ !」


 ハカイスルンダー ことシャッキーンが教えてくれた。


 アカインジャー

「 つまり俺達、ゴオニンジャーは マタイとルカと云う司教を倒せば良い訳だな !」


 シャッキーン

「 いや、おそらくは他の司教も何人か協力していると思う。

 だから聖国に着いたら、出来るだけ早く他のインペリアル・ナイトに連絡を付けたいんだ 」


 クロインジャー

「 インペリアル・ナイトは何人居るんだ ? それにインペリアル・ナイトがマタイ達に協力している可能性は無いのか ?」


 シャッキーン

「 協力している可能性は無いだろう ! インペリアル・ナイトは戦闘力だけでなく人格者で無ければ成れない『職業ジョブ』なんだよ。

 それと、インペリアル・ナイトは俺を入れて 5人居る。

 平民出身の『ノビタリアン』と『ドーラキッド』

 貴族出身の『 ハイネール・ニヒル=ツンデーレ』と『リヒテール・プラチナ=ツンツーン』だ。

 4人共、民思いの立派なインペリアル・ナイトだ 」



 そこに、シロインジャーが『変身ベルト』を持って来た。


 シロインジャー

「シャッキーンさん、この変身ベルトは大魔王さまからです」


 シャッキーン

「 んっ ? 俺の変身ベルトは在るが『交換しろ』と云うことか ?」


 シロインジャー

「違います。大魔王さまからの言付けを伝えます『 身バレすると不味いだろうから今回の闘いは『ゴオニンジャー』の一人として参戦しなさい !

 元々、持っている《プロトタイプ変身ベルト》は返却しなくて良いわ。

 インペリアル・ナイトの目で見て判断して、私達 魔王軍が邪悪だと判断したなら もう一度 正々堂々と闘いましょう !

 だから今回の闘いはヒト族の無辜むこの民 を救う為に力を貸しなさい !』 との事です」


 ………おい おい 大丈夫かよ !

 確か、大魔王さまの出身のジパングには『敵に塩を送る』と云うことわざが在ることは聞いていたが、シャッキーンが自分の欲の為に悪用するとは思わないのかよ !



 シャッキーン

「 ………クッ クッ クッ ハッ ハッ ハッ ハッ !大胆不敵だな、大魔王よ !

 だが、それが良い ! 倒しがいのある強敵だと、改めて思ったぞ !

 よかろう、その提案に乗ってやる !」


 そう言いながら、ハカイスルンダーの変身を解いてから『ゴオニンジャー』の変身ベルトを装着した。


 シロインジャー

「 あっ、これ説明書です。 変身する前に読んでくださいね 」



 説明書を読んだシャッキーンは、無表情に成った。


「「「「「「 ??????」」」」」」


 シャッキーン

「 ………変身 ! 」


 シャッキーンにゴオニンジャーの強化スーツが装着された。


 そうだな、久しぶりに『名乗り』をしてみるか !

 俺が目配せすると、皆にも意思が伝わったみたいだ。

 シロインジャーがシャッキーンに説明しているみたいだ。


 アカインジャー

「シロインジャーも一緒にやろうぜ !」



 そして、


 アカインジャー

「闇ある所、光あり………悪ある所、正義あり」


 アカインジャー

「偉大なる魔王国からの使者……」



「アカインジャー」 🎆


「アオインジャー」 🎆


「クロインジャー」 🎆


「シロインジャー」 🎆


「キンナンジャー」 🎆


「ギンナンジャー」 🎆


「パールナンジャー」🎆



「「「「「 七人でも『 ゴオニンジャー五鬼んじゃー』」」」」」🎆🎆🎆🎆🎆🎆🎆










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