第24話

〈職員室〉

鈴倉友美は、電話に狼狽えていた。息子、和也がバットで殴打され死亡した、と警察から言われたからだ。

友美「そんな…そんな…」茫然自失になっているのを他の先生が発見して、直ぐに警察署まで同行した。


そして、そんな中、流れをぶった切る殺人事件が起きた。


校庭で、風紀委員会の海道漣が撲殺されたのだ。

雨が降っており、海道漣の周りには足跡が無かった。



〈警察署〉

晴山陽一と篠井優馬が、自首をしにきた。

二人は、雅咲良の兄と雅咲良の彼氏だった。二人は転落死を認めていなかった。

陽一「仮に転落死だけだったとしても二十歳迎えたばかりの子が泥酔するほど飲むか?」

優馬「それに、すすめられたとしたら、泥酔させて何をする気だったのか、まあ、それは鈴倉和也のTwitterで分かりましたけど」

南条「ほぉ?」

優馬「あいつ、妹とか、あと市林梨佳に内緒で、何人かで共謀してレイプするつもりだったんですよ」

北見「その何人かが、石貫寛二、黒井孝、徳本章彦、鈴倉和也だった?」

優馬「黒井は、違う、ただ、気づきそうだったから始末した」

南条「いきなり自首した理由は?」

陽一「協力者だった先田悠二が死んだし、しかも先田もヤバいやつだったし」

南条「なるほど」

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