ランクのおさらい。
『選択肢を増やす為、やはりランクの上昇は必須。販売制限を取り払う必要が有る』
「そだね。うん、やっぱりこの鹵獲ウェポンドッグはギルドに売ろう。税金分安くなるけど、その分ランクアップが早くなる」
カルボルトさんにも教わったけど、アレよりも詳しく、今一度ランクの区分をお
ランクゼロ。見習いの仮登録。
ランク一、ピカピカ初心者。
ランク二 脱初心者、駆け出し。
ランク三。脱駆け出し、一人前の駆け出し。
ランク四。一人前。
ランク五。凄い一人前。ベテランの領域。
ランク六。完全にベテラン。一流。
ランク七。超ベテラン。
ランク八。現人神。崇めろ。
ランク九。神。奉れ。
こんな感じか。傭兵全体で言うとランク四から五が一番多いとカルボルトさんから聞いてたけど、多分ランク四が一番多いんだろうね。豪遊系傭兵が多そうなイメージだ。
ランク査定の大きな基準は納税額だ。厳密には他にも有るけど、月々にどれくらい納税する傭兵がどのくらいのランクかって言う目安がある。
ランクゼロ。○シギル。
ランク一、○~一○○万。
ランク二 一○○万~五○○万。
ランク三。五○○万~一○○○万。
ランク四。一○○○万~二○○○万。
ランク五。二○○○万~五○○○万。
ランク六。五○○○万~一億。
ランク七。一億~五億。
ランク八。五億~二○億。
ランク九。二○億~…………。
こうだったはず。
勘違いしちゃダメなのは、これが月々の稼ぎじゃなく、月々の納税額の指標って事だ。
つまり、ランク八のライキティさんは月々に五億以上もギルドに納税してて、実際の稼ぎはもっとずっと多い傭兵って事だね。そりゃ現人神扱いされるわ。
ちなみに、ランクアップは一ヶ月で納税出来た額によって上昇するけど、ランクダウンは年間の納税額を月割りして計算される。要するにランクが高い人はセカセカ働かなくても、一回ドドンと鬼稼ぎすればランクが保てる。
ライキティさんで言えば月五億の一年だから六○億だね。コレを一年の間に納税出来るほど稼げば良い。
こんな図式だから、ランク初級はラッキーパンチで上がる事があっても、上に行くと平均的な稼ぎが物を言う様に成るのだ。ラッキーパンチで五○○○万も一億も稼げて堪るか。額の母数が違うんじゃい。
「稼ぎ的には、僕ってランク三から四くらいが妥当なのかな? 納税してたらそのくらいだよね?」
『肯定。オジサン・サンジェルマンの闇店舗に流し過ぎた分で査定に乗って無いだけ』
上に行くなら稼ぐ必要がある。けど稼ぐとなるとガーランドでは難しい。端的に、大きく稼ぐ気なら戦争に行くか、高ランク警戒領域にいくか、二つに一つだから。
でも僕、流石に最強のパイロットとかを目指してる訳じゃないし、そんな月に数億も納税出来ちゃう様な鬼稼ぎもちょっと嫌だな。
気が付いたら条件を満たしてるくらいなら良いけど、ランク維持の為にあくせく働き続ける生活は嫌だ。
なので、充分な装備が買えるランク四を目指して、当面の生活はランク四を意識しないでも維持出来る形にする。うん、僕の目標はコレだ。
勿論、楽に維持出来そうならもっと上を目指して、もっとヤバい装備買っても良いけど、当面はランク四をボーダーにする。
「…………て言うか、装備を買った後ならランク落ちしても良いのでは?」
『指摘。かなりグレーなラインである。武装許可は有るので帝国法的には問題無い。しかし、ギルド憲章的には装備狙いの一時ランクアップはグレーゾーン。もし実行するならば、最初の一年はランクを維持し、積極的な活動を行ったデータを残すべき』
助かる。助かり過ぎる。
ギルド憲章とか二割も覚えて無いので、と言うかアレを頭に入れ切ってる傭兵とか存在しないと思うが、全部を把握してくれてるシリアスの存在が心強い。
取り敢えず、ネマが見付けた二機を狩る。野良だった。
野生のバイオマシンはウェポンシステムが使えないので、射撃武器が確定で使えない。だから近付いて殴り合うのがとても楽。弾薬費節約し易いのは良いゾ〜!
この辺はウェポンドッグの領域らしく、野良もウェポンドッグだった。
シャムの中ではシリアスが遠隔操作してるボットが動き出して、積んだ犬の
信じられる? これ、僕を乗せて戦闘しながらの遠隔操作なんだよ?
『愉悦。稼ぎは中々』
「だね。完全な状態の鹵獲機が二機。ウェポンドッグの
『肯定。シャムのフルスロットルで四時間の距離。単純に帰還予定の四時間前に切り上げれば良い』
と言う訳で、僕らは更に狩る。
駆除依頼も続けるし、完全鹵獲はもう一機分くらい狙いたい。ハンガーは四つあって、積んだ
いやいやちょっとだけ、ちょっとだけハミ出して来てるけど、シリアスが乗る分を除けば鹵獲機を三機積めるんだ。
いや、本当は二機で止めて余ったハンガーに
『否定。下手な積み方をして荷が壊れると損害になる。
はい。我慢しました。
無理矢理詰め込もうぜ! って提案する僕に、シリアスが「めっ!」ってしてくれた。胸がキュンキュン。
あ、前方に野生のクレイジー発見。駆除します。
「今思うと、生身で警戒領域に入って鉄クズ集めしてた僕も、やっぱり結構なクレイジーだったね。浅い所とは言え、こんな危ない領域で活動してたとは…………」
プラズマガトリングで人間を挽肉にしながら考える。僕達って凄い事してたんだな。
『そのお陰で出会えた。シリアスはラディアのクレイジーに感謝する』
や、止めてくれっ。シリアスにそんな事を言われちゃったら、クレイジーボーイの称号が少し愛おしくなるじゃん。ヤダヤダ僕はクレイジーボーイなんて嫌なのだぁー!
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