第113話 星を睨んで
日の落ちた空に
赤く灯る光
瞬くこともなく
輝くその姿は
もう何億年も前から
そこに在るのだという
たった数十年で
疲れたり諦めたり
もうダメだと思ってしまう
私という存在の
なんとちっぽけなことか
赤い星を睨みながら
私は私の道をいこう
そこへ行くわけじゃないけど
先へと進む道標として
いつか揺らがず輝ける
そんな存在になるために
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