第20話「祭りのあと」

あー、終わっちゃったんだなあ。

ぼんやりと虚空を見つめてイベントの終わりを噛み締める。心地好い疲労と眠さと、なによりも満足感。時間をかけて準備をして、それなりの費用を積み立て、緊張とともに当日を迎えて。

楽しかった。

余韻に口元が笑み崩れる。

また次の機会を願って。

祝杯をあげよう。

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