第14話「うつろい」
夕陽の暖かな色がすうっと冷めて、夜の色が降りてくる。移ろう色の速さと涼しさに、少し首をすくめた。
いつの間にやら、11月。換気を終えて窓を閉めると、こたつに脚を入れる。熱で火照った身体にアイスクリームが美味しい。が、夏の頃より、少し多く感じる。
秋も終盤。
季節は冬へ。
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