第5話
ユウコ「いただきます」
ユウコは十歳になった。今も村長と二人きりで暮らしている。夕食の準備。
村長「明日から、大人たちと狩りに出かけるんだよな」
ユウコ「はい」
村長「ユウコは、運動神経が良い。他の人よりも何倍も力がある。そこは心配していない」
ユウコ「はい」
村長「森での連携は、大丈夫だな? 目での合図は、覚えているな?
ユウコ「はい」
村長「私も、心配はしていない。ただ、お前は言葉が少ない。話があまりできない」
ユウコ「なんとかします」
村長は、ユウコの前で、軽くため息をついてしまった。ユウコは、黙ってニンジンを切る。
夕食を終え、風呂に入り、ユウコはベッドに入った。
ユウコ「おやすみなさい」
すぐに眠った。
村長「ちゃんと話せれば、誰もが信頼できる村長になれるのだが」
村長は、静かにドアを閉めた。
そして、朝が来た。ユウコ、初めての狩り。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます