第70話 アニメ感想「ぼくらの」他

 今回は、印象に残るアニメの話です。

 「ぼくらの」はハードな設定の原作ありの作品。

 ただし、原作は未読。

 アニメは、何やら監督の発言で揉めたのも後で知る。

 数年前の配信で視聴しました。


 

 知らない方のために、簡単なあらすじ。

 中学一年生の少年少女14人と小学生の女の子が、巨大ロボットに乗って別次元の地球人(当然、巨大ロボットに乗ってる)と戦う話。

 操縦は一戦につき一人が担当。

 戦闘で負けたら、負けた方の地球のある宇宙は消滅。

 勝っても、操縦者は死亡。

 ロボットは、操縦者の命をエネルギーにして動くのだから。


 

 もう、救いようのない設定です。

 全員死亡が避けられない暗黒設定。

 本放送時の反響は知りませんが――

 絵がね、地味なんですよ。

 原作絵に忠実にしようとしたのかも知れませんが、残念な結果に。

 ブラッシュアップして、可愛さをプラスするとか出来なかったのかな?

 話はいいのに、もったいない。

 スタッフを見たら、すごい方が揃ってたのに……予算の問題か?

 明らかに、作画が手抜きですもん。


 

 ただ、このアニメはOP曲とED曲が素晴らしすぎるのだ!

 特に第二クールED『Vermillion』は神です!

 子供たちが手を繋ぎ合っている絵も良すぎ!

 悲惨な物語でも、子供たちが一人ずつ去って行っても、この曲を聴くと全て救われる気がする。

 まさに、優しさに溢れた鎮魂歌です。

 聴いたことがなければ、ぜひ聴いてくれ!

 聴いてください!

 

 

 このアニメの放送年が2007年。

 よく二クールも制作できたと驚きます。

 同年のアニメには『CLAYMORE』もありますが、こっちも二クールでした。

 原作ヒット作は、普通に二クール放送できた時代だったようです。

 ただし最後が超駆け足で、「私たちの戦いはこれからよ!」だったな……。


 

 調べたら、あの『キスダム』もこの年か!

 三話ぐらいから観て、脇役だと思った金髪男が大活躍?で驚いた記憶があります。

 羽根付き薄紫髪の妖精っぽい三人娘がいたことも。

 こっちも何やらドタバタした問題作だったようですが、金髪男の活躍回以降、毎回楽しく観てました。

 これも二クール放送。



 そして、OPとEDが超名曲だった『ファンタジックチルドレン』は、この二年前に二クール放送。

 これも、キャラデザと作画が……。

 嫌いじゃないが、もう少し何とかならんかったのか?

 名作アニメ風の絵で、どの層をターゲットにしたのか分からん。

 異星転生に、姫と青年兵士二人の三角関係。

 青年の一人は、嫉妬から無二の親友を手に掛ける。

 姫のマザコン・シスコン弟も登場。

 内容はドロドロなのに、キャラ絵と合っていない。

 あの絵が良い味を出してるかもだが、キャラデザ次第では、もっと人気が出たのに惜しい。

 私は、クールビューティーなショートヘアのソラトちゃんが好きだったけどな!

 姫の星の科学者だった女性で、地球に転生して子供の姿をしています。


 ああ、分割でない二クール放送はいいものです。

 いい時代だった……。

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