C.8話 宇宙の悪夢

なつかしいころの夢を見ていた。この夢はある日から毎日見ている。これは僕が中学2年生の頃

「お兄ちゃん将棋指そう」

僕はたまに妹から将棋を指そうと言われるぐらい仲が良かった。

「いいぞ。ゆい、何指してほしい」

「三間飛車かな。対策したんだ」

「そうか。それは楽しみだ」

「あ。ずるい。私もお兄ちゃんと将棋指したい」

「わかった2面指しで指そうか。千里ちさとは何指してほしい」

「居飛車」

「僕そんなに知らないよ」

「だってそうしないと相振りになるもん」

「もしかして千里相振り苦手なのか」

「そんなわけないでしょ。ちゃんと研究してるから」

「そうか。それなら居飛車指してあげる」

「ありがとうお兄ちゃん」

このあと深夜誰かが寝落ちするまで将棋を指す。この時間が僕の大好きな時間だった。

~~~

「結、千里ごめんな。守れなくて」

あの大好きな時間を僕のせいで奪われた。あれから1年。僕はまだ立ち直ることができていない。

「そんなことが起きるなら才能なんてほしくなかった…」

僕は研究室から出て今日もあることをする。

自分ごと消える感覚になれるから。というか妹を間接的に殺した僕に生きる価値などない。この世界の僕の居場所は…81マスの世界だけでいい。

~~~

あることも終え、僕はゆい達の弁当を作り始めた。もちろん全員が少しずつおかずを変えているため作り終えた頃には朝になっていた。

悪夢あの日の朝が来てしまった


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約2週間更新できなくてすいませんでした。

まもなく定期テストなので余裕ができたら更新します。♥★を送ると定期テスト無視して投稿するかも

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