/7



「あなた、お母さんが見ないうちに

立派な大人になったのね」



と、子アリの姿を見てママは感心しました


そんなママに子アリは



「そうだよ、ぼく、いつまでも子どもじゃないよ」



そう言われてママは改めて反省します



「ごめんなさい、ママが長いこと間違っていたわ、ごめんなさい」


と頭をさげました



子アリは


「んーん、もういいよ」



と、許します




そして、続けてこういうのです




「ぼくはいつまでも子どもじゃないけど

いつまでも『お母さんの子ども』だから」



と、そして



「これからもママのそばにいるよ!」



元気よくママと向き合うのです

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る