懐古

あなたが大人になっていくのが

ただひたすらに淋しかった


机の引き出しに 書類とクッキーの袋

すぐには気付かれなかった 気付かれてもよかった


いつも巻き込まれそうで巻き込まれない

ミーハーはもうやめにしよう

Taste of depth がここにある


シャーペンがあることが一番の喜び

客観視 もう苦手にならない

消しゴムもあまり 必要なかった


ぼーっとして 頭の中に入らない


渋谷に溶け込む 午前3時

暖かいの それで十分


シチューばかりで飽きたでしょう?私が好きなだけだった


症状では 世の中は 片付けられない

だけど 私は 覚えていられない

だから ごめんね 許されなくても

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る