カット、カット。

カナリア 高い声で鳴く

私は 惚れ惚れしてる

小鳥のさえずりで目覚めたら

全て無かったことに

そんな毎日を続けるか

ただやり過ごすか どうしたらいいのか


私は知らないことのみでできている

知ろうとしてはいけなかったんだ

ただ、心が透けてしまうの

あなたの目を見たときに

私はそれが怖い 何も分からないのに

分かったような気になってしまう


花火を見た後の火花 導火線に火を点けて

爆発してしまうの いつもそう

点けるのはいつも隣の人 やめてやめて

私は何も話せない


被害者にも加害者にもならない

私の命は今ここにある10分


10分の命を繰り返していくの いずれ忘れられる

私の心を射止めた作品なのに 名前を知らないの

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