マチュアの章・その9 やり過ぎは身を滅ぼします

 被害甚大。

 今の商隊の状況は、その一言に尽きる。

 盗賊の襲撃に遭い、ギャロップ商会お抱えの凄腕護衛はほぼ半数が死亡。

 冒険者の方にも、多大なる被害が出ている。

 統率の取れた盗賊の怖さを、マチュアは痛感させられた。


(カナン郊外で襲ってきた盗賊団は、只のならず者っていうところか。しっかりとしたリーダーがいる組織ほど、怖いものはないなぁ)


 のんびりと空を眺めながら考える。


(それにしても、隊商の真ん中を躊躇なく狙ってきた。そしてあの撤退のスムーズな動き。只の物盗りではないよなぁ)


 この隊商を敵対している何かがある。

 そう考えるのが無難だろうと、色々な仮説を頭の中で組み立てていく。

  すると。

「マチュアさん、今回は助かりました。ありがとうございます」

 商隊の責任者であるマルチが、最後尾で休んでいたマチュアの元にやってきた。

 戦闘が始まったとき、彼女もダガーを引き抜いて戦っていたらしく、彼方此方に切り傷が見えて痛々しい。

「いえ、まあ、地形と状況を考えれば、あの程度の襲撃は予測がつきますから‥‥」

 と告げつつ、水筒を取り出して水を飲む。

――グビッグビッ

 ぷはー

 と一息入れると、ウォルフラムとシスター・アンジェラもやってくる。

 この二人もかなり傷を負っている。

「ちょっと3人ともここに集まって」

 とマルチとウォルフラム、シスターに声をかける。

 そのまま3人が魔法の範囲内に入るのを確認すると、彼女たちの足元に魔法陣を形成する。

ーーシュンッ

「ま、マチュアさん、これって」

 シスターの言葉に対して、マチュアは口元に人差し指を当てる。

「【広範囲セイグリッド治癒陣ヒールサークル】‥‥」

 3人を包み込んだ魔法陣が優しい光に包まれる。

 1分もすれば、3人の傷は全て癒すことが出来た。

「トリックスターがなんでも出来るとは聞いていたけれど」

「僧侶の治療とは違う癒やしの力ですか。凄いですね」

「あ、あ、ありがとうございます」

 3人とも驚いた様子で、慌てて頭をさげてくる。

 神聖教会から派遣されてきたシスターアンジェラでも、範囲型の回復魔法は使えないし、重篤なダメージを癒すほどの魔力は持ち合わせていないらしい。


「流石マチュアさん、サイノスの話していたとおりですね」

「いえいえ。それよりも冒険者側の被害はどうなったのですか?」

 そう問いかけると、シスター・アンジェラがゆっくりと口を開いた。

「前の5台にいた冒険者は、彼を残してほぼ全滅です。まだ息のある方が残ってはいますが、私や同行したシスター・リリアの魔術では回復できないほどで‥‥」 

 口惜しそうにそう告げているアンジェラ。

 と、例の威勢のいい戦士が此方に歩いてくる。

 先程の戦いで右腕を切り落とされたらしく、包帯で縛って取り敢えず止血はしていた。


「ああ、済まなかった‥‥」

 とだけ告げて、戦士は振り返って立ち去ろうとするが。

「あんた、名前はなんていうんだ?」

  そのマチュアの問いかけに振り返りながら。

「ザックスだ。まさかトリックスターがここまで凄いとはなぁ‥‥痛っ!!」

 とだけ呟くと、その場に座り込んでしまう。

「アンジェラさんとウォルフラムさん、怪我人を一箇所に集めてくださいますか?」

 その場にいる二人にそう頼み込むと、二人は何かを察したのか、そのまま怪我人の元へと向かっていった。

  マルチも私が何をしようとしているのかを理解したらしい。

  二人の後を追いかけて行った。

「ほらザックス、あんたの腕はどこにあるんだ? 」

「俺の腕? 多分そっちの街道に転がっているが‥‥」

  そうかと一言告げて、マチュアは街道に転がっている盗賊や護衛の死体の中から切り落とされた腕を探した。

そしてそれを見つけると、ザックスの元へと戻っていく。

「そいつは俺の腕か? そんなものいったいどうしようって言うんだ?」

「今は手が足りないんだよ。生き残ったということは、あんたも充分な戦力だ。とっとと繋げるから此処で腕を押さえていろ」


 マチュアらしく、『できるだけ女性の口調』で頑張ってきていたのだが、切羽詰まるとどうしても元の口調に戻ってしまう。


(切断部位の結合と回復。治療では駄目か。治癒で行けるはずだけど、絞って使わないと難しいのか?)

 と考えた結果、範囲を切断面のみに集中して治癒の魔法を発動することにした。

「いくぞ。【範囲固定ポイントセット治癒ヒール】‥‥」

――シュウウウウウウ

 傷口が淡く輝く。

 と、その切断面の筋肉が活動を開始し、ゆっくりと繋がっていく。

 大体5分ほどで、ザックスの腕の接合は完了した。

「なっ、『治療師』でも切断した腕の接合なんて出来ないぞ。『僧侶』でもない限りは」

「あーはいはい。私はトリックスターだから『何でも出来るけど何も出来ない』のっ。とっとと起きて皆んなを手伝ってきて頂戴!!」

 とザックスをウォルフラムの元へと走らせたのである。

 その姿を見送ってから、マチュアは静かに目を閉じて魔力の回復に努めた。



 30分ほどすると、シスター・アンジェラがこっちにやってくる。

「マチュアさん、此方です。皆さんを集めましたが」

 と告げられると、マチュアはゆっくりと体を起こしてそっちへと向かう。

「あ、マチュアさん。うちの護衛の者達もよろしいですか」

 とマルチが告げるので、静かに頷いた。

「ふぅ。アンジェラさん、ウォルフラムさん。今から回復魔術使いますけれど、多分私はその後で魔障酔いマナバーストに陥ると思いますので、後のことはお願いします」

 と告げて、足元に魔法陣を展開する。

「わっ、分かりました」

 というウォルフラムの言葉を信じ、出来る限り範囲を広げて魔法を発動する。

「いきます‥‥【広範囲セイグリッド治癒陣ヒールサークル】‥‥」

 目の前に横たわっている怪我人全てが入る巨大な結界。

 その中に治癒の光を満たし、内部にいる者達の傷を癒やす。

 すると、見た目からも分かるぐらい、魔法陣の中の怪我人の傷が癒え始めた。


 範囲型の治癒魔術は、私が意識を集中している限り魔法陣は消えることはなく、治癒の効果を発揮することができる。

  だが、効果時間と効果範囲の分だけ、私の魔力がどんどん削られていく。

 この『広範囲セイグリッド治癒陣ヒールサークル』や戦闘時に使った『広範囲セイグリッド敵性防御ハードフロテクション』の魔法の効果・応用は全て、城塞都市カナン郊外での魔法の勉強で実践を踏まえて経験してきた。

 司祭の使う魔法は、単体や少人数ならば瞬間発動することが出来るが、魔法陣を伴って使用すると消費魔力を抑えることができる。

 それでも、この範囲の治癒など、半端ない魔力の欠乏だ。


   魔法陣の光は10分ほど続き、やがて消えていったときには中にいた怪我人たちの傷は全て回復していた。

「き、奇跡‥‥よね?」

 とマルチが告げる。

 ザックスも仲間が瀕死の状態から回復したので安心したのだろう。

 もっとも一人は頭を撃ち抜かれていたので、この魔法陣では回復しない。

蘇生の魔法は使えるが、この世界での蘇生魔法の立場を知らないので使えないのである。

 シスター達がそれを使えないのか、使わないのかも分からないのだから。


――ザワザワッ


 と、全身に寒気が走る。

(あ、来た来た。この感触。久しぶりだけど慣れないものだなあ)

 そして虚脱感が襲い掛かってくると、マチュアはまたしても膝から崩れていく。

「あ‥‥ああ‥‥」

 意識がゆっくりと溶け始める。

 明らかに『魔障酔いマナバースト』の発作が出たのである。

 あの程度の範囲結界の一つや二つなら何の事はない。

 それよりも、この範囲型の治癒結界のほうが遥かに強い魔力を必要とする。

 範囲内にいる怪我人の数と怪我の度合いで、消費する魔力が全く違うのだ。

 あの範囲の中にどれだけの瀕死の患者がいたのか見当もつかない。

 が、死ぬよりはいい。

 そのまま意識が消えていった。



 ○ ○ ○ ○ ○ 



 意識が戻ってくる。

 何か夢を見ていたような気がする。

 だが、それが一体なんだったのか、よく覚えていない。

「マチュアさん、気が付きましたか」

 どうやら馬車の中のようだ。

 傍らにはシスター・アンジェラが座っている。

「あ、あ、あー。また魔障酔いマナバーストで倒れたのですか。これは参った‥‥」

 あまり体に力が入らない。

 それでもなんとか体を起こして周囲を見渡す。

 隊商の馬車の中にある簡易寝台のようだ。

 そのベットの中で私は眠っていたらしい。

「そ、それじゃあ起きないとねぇ‥あ、装備は」

 その時初めて、私は装備を外されていたのに気がついた。

「マチュアさんの装備はここにありますわ、どうぞ。でもまだ無理しないで下さいね」

「ええ、ご心配をおかけしました」

 と告げてから装備を整えると、馬車の後ろの幌を開いて外を見る。

 いまだ街道をのんびりと走っているようだ。

「シスター、私はどれだけ眠っていたのですか?」

「4日間ですわ。ずっと意識が戻らなくて、ケイン枢機卿でしたら魔障酔いマナバーストなんて瞬時に治療することが出来るのですが、私にはそれを癒やす手段がないので……申し訳ございません」

 と丁寧に謝られた。

「い、いいんですよそんなことは。それよりも亡くなった方達は?」

 そう問いかけると、シスターは瞳を落とした。

「私の魔力では、死した肉体に再び魂を呼び戻すことはできませんでした。アンデット化しないように死体に祝福を施し、あの地に埋葬して来ました」

 死者の蘇生は禁忌ではない。

 但し、かなりの魔力を必要とするらしい。

 やがて馬車の速度がゆっくりと落ちていき、少しして馬車は停止した。


『よーし。とりあえず今日はここで休憩とする。見張りはいつもどおりのシフトで、食事班は全員の食事の準備だ』

 と馬車の外からマルチの声が聞こえてくる。

 マチュアはそのまま馬車から降りると、伸びをして全身の緊張をまずほぐした。

「あー、ストームに体揉んで貰いたいなー。あいつのマッサージは、気持ちいいんだよなぁ」

 と、つい叫んだのは良いのだが。

「ま、マチュアさん、そんな体を揉んでもらうなんて破廉恥な、そんな事はうら若き乙女が声を出して言うものではありません!!」

 顔を真っ赤にして、アンジェラが馬車の中から外に飛び出して来た。

 あ、この世界での貞操観念なんとなく理解した。

「えーっと、そのですねぇ。揉んで貰うというのは、つまりは」

 と、アンジェラに整体についての説明を行う。

 最も、資格もなければ本業でもなかった為、うまく説明がつかない。

「マチュアさん、難しいことを話して誤魔化そうとしても無駄ですわ」

「あー、つまりはー、えーい面倒臭い」

 そのままアンジェラの腕を掴むと。馬車の中に移動する。

「ま、マチュアさん一体何を?」

「分からないのだから、実践でね」

 と、普段ストームにして貰っているマッサージの、簡単なやつをアンジェラに施す。

――モミッ

「ま、マチュアさん突然、アッ‥‥」

 抵抗する声が消える。

「な、何ですか、これは、こんな気持ちの‥ンッ‥」

 やがてアンジェラの声が消えると、ため息や甘い声が聞こえ始めた。

――モミッモミッ

 そのまま肩を揉みほぐし、肩から上腕までマッサージする。

 かなり気持ちが良かったのか、アンジェラは全身の力が抜けていったようだ。

「ふう。これがマッサージ。尤も私のは肩と腕だけ。私の知り合いのストームのマッサージは全身をほぐしてくれるから、気持ち良さなんて今のとは比較にならないよ。って、聞こえてる?」

「‥‥ファ、ファイ」

 快感で身が蕩けているような感覚のアンジェラ。

「それじゃあしばらく休んでいてね」

 と告げて、もう一度外に出た。

――ザワザワつ

 外に出たとき。

 幌の近くには、慌てて馬車に背を見せる数人の『男性冒険者』が集まっていた。

 どうやら馬車の中の、私達の声を盗み聞きしていたのだろう、全員が前屈みになり、股間を抑えて何処かへとヨロヨロと走っていった。

「あー。アンジェラだけでなく外の連中にもサービスしてしまったか」

 と、笑っていると。


「あ、マチュアさん意識が戻ったのですね」

 その私の姿を見たのか、マルチが此方に駆け寄ってきてそう告げる。

「すいませんお騒がせしてしまって。ずっと馬車の寝台をお借りしていたようで申し訳ないです」

 と丁寧に頭を下げる。

「その程度は構いません。あの時マチュアさんが怪我人の回復を行ってくれなかったら、うちの隊商はどうなっていたか分からないのですから」

 と、今度はマルチに頭を下げられた。

「いーえいえ。私は自分のできることをしただけです。これも依頼の範疇ですから」

 とマルチがあまり気を使わないようにそう告げる。

「そう言ってくれると助かります。取り敢えず今は食事の準備をしていますので、ゆっくりと休んで下さい」

 と告げて他の護衛の元へと向かっていった。

 そしてマルチと入れ替わりに、ウォルフラムとザックスがこっちに来るのが見えた。

「マチュアさん意識が戻ったのですね。それは良かった」

「あ、あのよぉ。色々と悪かったな‥‥」

 と二人が交互に話しかけてくるので、思わずプッと吹いてしまった。

「魔力を使いすぎただけですからそんなに気にしなくてもいいですよ。それよりも、今はどの辺りを移動しているのですか?」

  そうウォルフラムに問いかける。

「先日『ファナ・スタシア王国』の国境は無事に越えましたよ。あと2日もあれば、『ラグナ・マリア帝国』の『辺境都市ベルナー』に到着します。そこで3日間、冒険者は休暇が貰えますよ」

 ほほう、と納得する。

「ちなみに私はラグナマリア帝国のことも、辺境都市ベルナーのことも分からないのですよ。どんな所ですか?」

  と二人に問いかける。

「俺はラグナ・マリア帝国出身でな‥‥」

 と告げると、ザックスが話を始めた。


 大陸最強と歌われるラグナ・マリア帝国は、今マチュアたちのいる『ウィル大陸』という巨大な大陸の中央から南部に広がる巨大な国家である。

 この帝国には数多くの属国が存在し、其々が独自の自治権を持っている。

 もっとも、実際の統治権は帝国王家の血筋の5大国家が有しており、殆どの属国はこの5大国家に従っているという。

 マチュアが最初にいたファナ・スタシア王国も、帝国王家の一つであるミスト家に連なる王国であり、ミスト家は北方付近の国家を統治しているらしい。

 そして今から向かう辺境都市ベルナーも、元々は『マリア・ベルナー王国』であったらしい。

 帝国王家の遠縁に当たる先王が数年前に暗殺されてしまい、王家は解体されて帝国の属国から辺境都市へと格下げになったのである。


「この大陸はその帝国しか無いのでしょうか?」

「いやいや、竜骨山脈の東方にはドワーフの山岳都市もあるし、麓の大森林にはハイエルフの隠れ里もある。北方半島にも別の国家は存在するぜ。ただ覇権は大陸中央にあるラグナ・マリア帝国が握っていると考えていい」

 ザックスさんいい情報をありがとう。

「で、その帝国相手にマルチさんは商売を行おうというところですか」

「まあ、そういうことになるね‥‥」

 とザックスの後ろからマルチがやってくる。

「正確にはね、間もなく帝国で行われる【竜王祭】に参加する貴族に、まずは取り入ろうかと思ってね」

「竜王祭とは一体何でしょうか?」

「あ、マチュアさんはこの大陸の人じゃないのか。竜王祭っていうのは、4年に一度行われる帝国のお祭りさ。この大陸の守護竜である【黒神竜ラグナレク】を祀っているお祭りでね。その中でも特に大きな催しの一つが、王都で行われる大武道大会なんだよ」

 へぇーっと静かにマルチの話を聞いている。

「それでね、その大武道大会に優勝すれば、どんな願いも叶えてくれるらしい。この時期になると、帝国の五王や十王家だけでなく何処の国の貴族も有力な冒険者や著名な鍛冶師を抱えて準備するっていうことだよ」

「ふふーん。大武道大会ですか‥‥」

 それで優勝すれば、【魂の修練】について何か知っている人を紹介してくれるかもしれないけれど。

 大陸全域から参加するというのなら、そうそう勝てるとは思えない。

「参加条件はフリーの冒険者の場合はAクラス、貴族のお抱えの場合はBクラスが最低条件だよ」

 マルチのその説明で、少しガッカリ。

 しかし、彼女と付き合って貴族と繋がりを持つことができれば、まだ可能性はある。

「その大武道大会に出たいなぁ」

 と呟いたとき。


「ハーッハッハツ。やめとけやめとけ」

 とザックスが笑いながら近づいてくる。

「あー? また喧嘩売ってるのか?」

「そうじゃない、マチュアはトリックスターでも魔術型だろう。それも攻撃ではなく防御と治療特化の。俺も今まで何人かのトリックスターは見たことがあるんだが、格闘型とか、攻撃魔術型とか、マチュアみたいな防御魔術型みたいに、どっかに偏るんだよ」

 と身振り手振りを混ぜて説明してくれる。

「つまりは、トリックスターは、何でもできるけれど、得意不得意はあるってことか?」

「その通り。見た感じマチュアは攻撃に向いてない」

 そう告げられると、確かにその通りだと思う。

 ただし、それは【司祭】モードの状態ならば。

 戦闘型に、モードチェンジすれば多分大武道大会でもそこそこいける筈。

 なので、それを実証してみたい。

「それじゃあ、ザックス、ちょっと私と力比べしないか?」

 その、私の申し出に、ザックスはニィッと笑う。

「まあ、その程度なら構わない。治療師もいることだしなぁ。あ、魔法での自己強化は無しだからな」

「当然。そんなことすればすぐバレるだろう?」

 と告げる。

 そして勝負方法は‥‥

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