第12話
ピーポーピーポーピーポー数分すると、救急車が近づく音が聞こえてきた。西郷「早いにゃ、、」金丸「来たね、仁科くん入口に!!」仁科「はい!」仁科は猛ダッシュして二見興玉神社の入口に走って行った。
ガチャ車から降りる救急隊員。「仁科さんですか?どこですか!?」仁科「はい、こっちです。」
救急隊員3人が月梨の居るもとにたどり着いた。2人がたんかに乗せている。「えーと、事情は病院で話せますか?」金丸「はい!」「では急ぎ病院にむかいましょう!」3人と月梨を乗せて救急車は病院に向かって走り出した。「伊勢病院に向かって!」救急隊員が運転手の救急隊員に告げた。「はい!」ピーポーピーポーピーポー…
イザナギ「昔と今というのは表には存在する話じゃ、いいかミコその金丸というおじさんは、今、混乱しとるはずじゃ、わしら古の民はまだこうしておるじゃろ。」ミコ「うん」イザナギ「また金丸さんが神社に現れたらここに連れてくるのじゃよ、いいね」ミコ「うん」イザナギ「オロチが復活したからには容易にはいかんの…卑弥呼め…」イザナミ「そうよね、やだ大変だわ」ミコは眠そうになりながら話を聞いていた。
大嶽丸「なぁ、苦しいよな須佐之男、カッカッカッ、俺のパートナーは笑ってたんだよ!人間の癖して女の首絞めながら笑ってたよあいつはカッカッカッ」タケル「きっ貴様…」大嶽丸「あいつ、女の子の首絞めながら俺の方に気付いて、笑ってたよカッカッカッ、その後、俺には食わしてくれなかったけどな…お前も結界の外にはいけないだろカッカッカッ」タケル「やめろっ!やぁめぇろぉぉ!!!」タケルの怒りがピークに達した時、その時タケルは叫んだ!!
タケル「放つ!!!」「光を放つ!!!」
ドスンッ
大嶽丸「ぐわぁぁああ!!!」
タケルがそう言うと大嶽丸はふっ飛んだ。
タケルの全身は虹色に光りだした。田村麻呂「なっなんと!!!」田村麻呂はタケルの姿を見てびっくりしている。タケルの全身から虹色の覇気がでているのが見える。その覇気が巨体の大嶽丸を吹き飛ばした。
金丸たちは病室の前の細長い椅子に座り月梨を待っていた。かれこれ30分は経っていた…金丸「突然倒れ込んだの?」西郷「んにゃ」仁科「えぇ…」3人が話ていると看護師2人が話しながら3人の目の前を通って行った。看護師A「にしても最近変よね?思わない」看護師B「月梨さんも先週は元気そうにしてたわよね。藪先生(やぶせんせい)戻って来ないかしらね」看護師A「今は仁村先生がいるから大丈夫よ」金丸「ん!?看護師さん看護師さん!?」看護師A「なんですか!?あぁ月梨さんのお連れさんね?どうかしましたか?」金丸「いっ今、話てる声が聞こえてきましてね。つい気になることがありまして…最近変って?月梨さんは先週も来ていたんですか?」
金丸は最近の事件の事が自分にも繋がりつつある事をヤマトタケルから聞いていて敏感になってきている。
看護師A「えぇ…月梨さんは小さい頃から心臓が弱くてね、ずーっと藪先生が見てきたのよ。もう藪先生はいないのよ…」看護師Aは話を濁すように話した。金丸「そうなんですか…」金丸は変と言った部分も聞きたかったが空気を呼んで諦めた。
仁科「せっ先生!どうしたんですか!?急に立ち上がって」金丸「いや、なんでもないんだ」急に立ち上げって看護師に話を聞いていた金丸に仁科が詰め寄った。そして2人は再び長椅子に戻った。
金丸(おかしい…なにかがおかしい…この病院に来てからずっと耳鳴りはするし…)金丸は事件そのものを調べ始めていた。西郷は2人の様子をじっと見ていた。
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