きみを、◯◯◯◯◯ ② ~諦められない練習たち~
こよい はるか
一巻の詳しすぎるあらすじ
主人公、久保樹々。樹々は実は幼馴染だった池川蒼也に片想い中。
小学四年生の始業式、すごく美人な転校生が来た。坂木飛羽という。樹々は心の中野樹々から呼び名は苗字にして、と言う言葉を聞いて、その通りにする。(一話)
あとから樹々は、何故飛羽にあのような態度を取ったのかと後悔していて、その時に隣の席の蒼也が樹々の肩に手を置く。暖かい手が樹々に元気を分け与えた。(二話)
五分休み、樹々は飛羽にトイレに誘われて、ついて行く。ついでに樹々も個室に入ったのだが、用が済んで、個室を出ようとしたらドアが開かず、飛羽を呼んでも返事が来なくて、どうにかして一人で個室から出た樹々だった。(三話)
樹々はニセ姉妹というものを三年生からの友達と組んでいて、六姉妹。樹々は三女という設定で、長女の杉山琴音と次女の笠原未知歌は樹々と、四女の星野心遥、五女の佐野希美花、末っ子の鳥川愛華をあるところに連れて行く。そこには、『わくわく旅行』と書いてある。四泊五日だ。当然、遠いところに行くのだから、バスに乗る。その席はどこがいいか、という話題を琴音が出し、未知歌はクラスメイトの井下遊樹、と答えて、琴音は蒼也、と答える。琴音が樹々に『樹々も池川でしょ?』と言い、図星を突かれた樹々は素直に答え、その後は憂鬱だった……。(四話)
いよいよわくわく旅行の話をされる日が来て、樹々は憂鬱なままその時間を迎えた。
何故樹々が憂鬱かは、琴音が蒼也とバスの席が隣だった時、自分はどうなるか、と思ったからだ。だが、樹々と蒼也はバスの席が隣になり、かつ班とペアも一緒になった。舞い上がる樹々だ。(五話)
その次の学活で運動会の競技を決めることになり、樹々はやりたかった障害物競走に立候補する。見事ジャンケンに勝ち、蒼也と、実は幼馴染だった相原安澄、長瀬健人と一緒の障害物競走になる。(六話)
旅行の日、すごく朝早く学校に行くと、蒼也が一人昇降口に佇んでいた。せっかくのこの時間を無駄にしたくないと樹々は思っていたから、音楽室に行くことにする。気晴らしのピアノの練習だ。それに蒼也もついてきたのだが、ピアノの練習よりも先に、音楽の先生に学校の音楽クラブのコンサートのオルガンのメロディー・伴奏を頼まれ、二人は練習した。(七話)
旅行の目的地、京都に向かって出発した二階まである往復バス。あることをきっかけに、樹々と蒼也はケンカをしてしまう。寝ようと思った樹々だが、その前に蒼也の頭が樹々の肩に乗る。すごく恥ずかしくなった樹々だが、それでも眠気は吹っ飛ばない。そのまま樹々は寝てしまった。(八話)
起きると、京都に着いており、樹々が横を見ると、まだ蒼也が寝ていた。起きてくれないとしょうがないので、樹々は蒼也を起こす。すると、二人同時に謝る。仲直りができてうれしそうな樹々だった。(九話)
二段ベッド上争奪戦になり、樹々は飛羽と井下が両想いだったことに気付く。二人はまだ気づいていない。優しい樹々は、二人を同じにしてあげた。といっても、樹々も蒼也と同じがよかったのだが。後で、ピアノの宿題を思い出し、蒼也と樹々はホールで練習をした。(十話)
朝起きると、他の人たちはまだ起きておらず、飛羽と一緒に全員を起こす。気合の『オー!』を言うと、隣の部屋だった昭登たちに、うるさい、と怒られ、四人して謝罪した。(十一話)
京都を満喫した樹々だった。(十二話)
帰りのバスでぐっすり寝た樹々は、バスが停車した後も寝ており、必死に蒼也はそんな樹々を起こして、二階バスの階段を降りようとした。だが、蒼也は足を滑らせ、頭からバスの一階へ落ちて行った___樹々はその手を掴むことができなかった……。(十三話)
そのまま病院へ運ばれた蒼也についていった樹々。樹々は、自分があの時あんなことをしていれば……と後悔しながら後から後から涙を流す。その涙の一粒が、蒼也の手の甲に落ちたとき、青白い光が生まれた……。(十四話)
作者から→名前の読み方や、詳しい話は、きみを、◯◯◯◯◯ ① ~新学期の出来事~ をご覧ください!
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