何歳?
ショッピングモール…実在していたのね
スッゴいでかいわ…こんなものを…
建てられるものなの…人が!
「君は宮本武蔵なのかな?」
何か響さんがこちらを向いて
なぞの突っ込みをしてきた。
誰が地下闘技場持ってるじいさんの道楽で
現代によみがえった宮本武蔵なんだか
私には分からないわ
「いや、君がショッピングモールを見る目が信じられないものを見る目だったからね…」
「なるほど…」
そんなパロ話をしていると
魅里ちゃんがこちらを少し睨んで
「ずいぶんと仲が良いわね…」
拗ねていた…え?かわいい、何それ
「どうした?魅里…あ、もしかして寂しいのかな?」
「ば、バカなこと言わないでくれるかしら?そんなわけ無いでしょ!?」
「お、おお…すまん」
「でも、新入り!…響の隣、アタシがいい」
「ごはっ!?」
「し、新入り…大丈夫?」
「だ、大丈夫…あまりにも可愛かっただけだから…」
「な、何の話し?」
すこし魅里ちゃんを怖がらせてしまったわ
卍解…挽回しないと!
「せ、せっかく来たんだし洋服でも見ましょうか?」
「い、いいんじゃない?」
「僕もそれでいいよ」
そんな訳で服屋さんに向かった
…いや、待ってよ
女二人に男一人…洋服は当然別よね?
しまったわ…これじゃ響さんが一人に…
「響、一人になっちゃうわね?…寂しくない?」
「大丈夫だよ魅里、僕は適当にブラ付いて頃合いをみてお店の前に戻るから」
「あら、そう…なら40分位でいいわ…それでいいかしらセツナ?」
「え?あぁ…大丈夫よ?」
恐らく年下だろう女の子に
フォローされてしまった…ちょっと恥ずかしい
「なら、その間に二人が興味なさそうなお店回るか…ゲーム屋とか家電とか」
「そうね、それがいいと思うわ」
エッチなの置いてあるお店に行くのかと思った
私を誰かぶん殴ってくれないかしら?
「んじゃ、一旦解散な~…何かあったらすぐ連絡…オッケイ?」
「分かったわ。じゃあ、行きましょうセツナ」
「う、うん!」
この子いったい何歳なんだろう?
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