執筆は演劇です

 So heftig regnet es heute, wie geht es Ihnen? Hoffentlich geht keiner von uns ins Risiko.


 こんにちは。よく降りますね。昨晩はものすごい叩きつける雨が夜中に降り出して、耳が痛いくらいでした。皆様のお宅は大丈夫ですか?


 改稿完了と仕事の疲れとで魂抜けてる感じです。昨晩、早めに落ちたはずなのに今朝は起きたら八時半。びっくり朝寝坊。なのに全く疲れが取れていなくて、やばいなーと。体痛い。


 ちらほらエッセイやTwitterでカクヨムお友達さんとの会合のご様子を拝見して、楽しそう! やっぱりいいですよねぇと思っています。


 この辺で前置きはおしまいにして! 前々から気になっていた表題の件です。

 執筆時に頭の中に文と映像とどちらが浮かぶか、というと、私は映像の方が多い。動画です。

 あと、自分が書いていると、執筆に強く「演劇」を感じます。


 これは改稿している時に改めて自覚したことでもあって。普段も書いているときに、頭の中に映像があるものの、長編の一話を仕上げる際にたびたび舞台の「上下」の意識や、幕前、幕開きの瞬間が思い浮かぶ。

 はいここ上手から入ってくる〜もう一人は下手から近づく〜幕前で話をしていてこの辺りでこの場は終わりで次の場(次話)で幕上がる、舞台の奥のあたりにいるところから〜という感覚。あくまで感覚であり、物語風景は城の中や戸外やらなんですけれど。特に一話を構成するにあたり、「この辺りで幕引き!」「舞台上から退場!」という感覚を強く覚える時があります。


 一方で、映画撮影みたいな感覚もあります。映画的な感覚がある方は多いのではないかしら。

 カメラのパン、切替、望遠、など。


 それでもってですね、これもよくあるんですが、感覚が演出感覚なんです。部活の時に演出やったことはなくて、せいぜい舞台監督、歌唱指導だったんですけれど。登場人物の動きを書いているときに起こります。特に改稿中によく感じるかも。

 こんな感じ。


「はいそこシーくんとウェスペル、絡みが薄いです。視線合わせてくださーい」

「そこのところの殺陣、剣抜くのそのタイミングありえませーん、隙だらけでーす」

「アウロラの反応がなさすぎです。もっとモノローグ増やしてくださーい」

「料理長の独壇場になってますから回りの動きくださーい、カメラその分だけ引いて全体映してくださーい」

「後ろの情景、外がこういう状態ならその光は建物内まで入りませんよーあと時間的に色が違うから光の当て方と色変えてー」


 こんな感じに。


 直しまくっている際には始終、「違う違う違う、そうじゃない、そこの二人の動きこうでしょ、こう!」「反応が凡弱! もっと狼狽えが必要でしょうが!」「この場面、後々の動きや心情からするとそうじゃないでしょー!」(=役作りが甘い! 先の展開を見据えて役作りなさい)


 こんな感じに。

 そのようなわけで、シレア国かそうでないかに関わらず、登場人物に指示出しする=作者と登場人物が別物? というような、気持ち悪い人みたいな状況なんですけれど。

 その意味でほんっとに呆れたんですよ。


「はい殿下OKです。直し少なすぎますね。台詞も動作もどうしてこんな直さなくていいんでしょうかね」

 ↑

 殿下が入ってから、アウロラは直すのに殿下の直しが殆どなかった……

 万有の分銅は後半がカクコン期間おせおせ、さらには期間後になってしまったので、一発書きが多かったのですが、中でも殿下とロスの場面は一発書きが特に多かった気がします。

 匠響子もそうですが、作者があまり考えずに勝手に動いてくれる人は実に都合がいいです。勝手にやっとれ。


 ちなみにイケメンコンテストは……もう主従でいいじゃんとか匙投げたくなる状況です。


 新作はプロットが朧げにあったところから少しずつ輪郭が、というところ。仕事との兼ね合いでカクコン中に完結まで間に合うかは不明。こちらも最初と最後のあたりの場面映像、大学の研究員のお姉さんが出てくるところの場面映像は既にあります。


 その前に、カクヨムお友達様からいただいたタイトルでの匠響子とシレアスピンオフも書きたいなって。




 ところで皆様は、書いているときは文字が浮かびますか? 映像が浮かびますか? どちらが優勢ですか?


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