第199話 太陽・池

 早く目が覚めたので公園を散歩した。

 登り始めた太陽の光を浴びて、夜露に濡れた草花が輝く。

 水に何かの落ちる音がした。噴水の止まった池に、蛙が飛び込んだのだろう。有名な俳句にあやかって一句捻ろうとしたが、言葉が出なかった。

 私は水面に反射する光をカメラに収め、朝の散歩を終えた。

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