第158話 わかった気がした

 わかると解けるは違うと言われてたのに、わかった気がしただけで学習を終えた。おかげでテストは散々だった。

 それに気づいた隣の席の男子。からかわれるかと思いきや「俺が教えてやるよ」だって。なぜ?

「同じ高校行きたいからな」

 え?

 言葉の意味がわかった気がした途端、私の頬が熱くなった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る