第101話 取り引き・林檎
勉強が終わり、私はお礼に手作りのアップルパイを彼に渡した。
彼は「教えるのに取り引きしたつもりはないよ」と笑った。
「じゃあなんで?」
私の問いかけに彼はサラリと答える。
「同じ高校に行きたいから」
甘酸っぱいものが広がったのは口の中の林檎が原因?
ガラス越しに夕焼け空が見えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます