第050話 意地悪
キスまであと少しまで来たのに、キミは腕をすり抜けた。
今日もまたはぐらかされたか。ため息ついていると、指で肩を叩かれた。振り向いた途端、キミはにっこり笑って突然のキス。
うわ、嬉しい! けどね、ほっぺより唇にして欲しかったよ。
まだまだ僕は、小悪魔の意地悪に振り回されそうだな。
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