4がつ 30にち 「おとな」
四月三十日 雨 蒸し暑い
一生懸命隠しているつもりでも、茶々瀬の醜さがこの日記に滲む。
朝は、なんにもやる気がしなかったです。なんでかわかんなかったです。でも、昨日の晩ご飯をちゃんと食べなかったからかなって思いました。食べるものなくて、お酒を飲んでお腹いっぱいにしました。だからかな。えへへ……
がんばって、お掃除と、お料理をしました。
そのあと、楽器の練習に行きました。
外は、じっとしていると涼しいのに、ちょっと動くと蒸し暑くて、やな感じでした。
日曜日だから、おでかけするひとがたくさんいました。最近、おんなのひとが、よく、おへそを出した服を着ている気がします。はやりなんでしょうか。男の人も、女の人も、髪を染めたり、着飾ったり、たいへんだなって思います。でも、生き物としてはとっても正しいと思います。クジャクが飾りの羽を広げたり、サルのお尻が赤くなるのと一緒です。立派な大人になった証拠です。
……茶々瀬は立派な大人になれませんでした。
おうちに帰ってから、お話をちょびっと書きました。
ネットのお知り合いに、こんな話を書いて! って言われました。茶々瀬自身だと、あんまり書こうって思わないお話だったから、新鮮な感じでした。無意識に避けていたネタでもありました。うまく書けるかなあ。
明るいお話が、書けなくなっている気がします。だからといって、暗いお話が書けているわけでもないです。かわいい絵をつけてくれるような、そういうお話が書けるようになりたいです。
おしまい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます