3がつ 25にち 「きょくち」
三月二十五日 雨 ずっと雨だった
茶々瀬がこの年齢に至るまでただの一度も恋愛経験がないことはここでも幾度も語っていることで、経験値の低さにおいて茶々瀬の右に出る者はいないという自負があるわけですが、そんな茶々瀬は男女が一緒にいたら否応なしに恋情をかき立てられるものだと思っていたわけです。茶々瀬みたいなやつは、誰だろうとちょっと見目がよければ好きになれるのだろうと。
そうじゃなかったんだなって。
きょうは、朝は、お寝坊でした。昨日は夜更かししてないのに、いっぱい寝ました。でも、なんだか、寝たりない気がしました。
ぼーっとしてから、喫茶店に行きました。初めて行くところでした。ちょっぴりおしゃれな、雰囲気のいいとこです。とっても好きになったけど、チェーン店じゃなかったから、紹介はしません。こーひーは茶々瀬好みでした。
そこで、「ぐりとぐら」の絵本を何冊か読みました。お店に置いてありました。おくづけを見たら、とっても古い本だって知りました。
古いのに、茶々瀬でもよく知ってる。絵本ってすごいなって思いました。
そのあと、本屋さんに行きました。そこでも、絵本を見ました。「はるとあき」っていう絵本が、とってもすてきでした。買おうか悩みました。でも、このあとおでかけだから、やめました。
おでかけは、博物館みたいなとこに行きました。北極とか、南極とかのことをいろいろ飾ってあるところです。ほんとは、お花見に行く予定でした。でも、雨が降っちゃったから、ちがうとこに行きました。
代わりに行っただけだったけど、とってもおもしろいところでした。シロクマの剥製が、とぉっても大きくて、びっくりでした。爪もこわい! 牙もこわい! あと、アザラシの剥製もでっかくてびっくりでした。
そのあと、カレー屋さんでカレーを食べました。おいしいカレーでした。またひとりでも行きたいなって思いました。
おうちに帰って、ゲームをしました。ゲームをしながら、お友だちとおしゃべりをしました。お友だちが、元気ないって言ってたから、ちょっと気になっておしゃべりしました。電話だと、あんまり変わってない感じで、よかったです。
あと、ゲームしなが喋るの難しかったです。ゆーちゅーぶとかやってるひと、すごいなって思いました。
おしまい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます