茶々瀬の日記

３がつ ２にち 「くっちゃね」

　三月二日　晴れのち曇り　夕方から風が強い……　

　八月十八日の次は、三月二日。そうに決まっている。

　がんばって考えたお話よりも、この日記の方がおもしろいみたいです。悲しいです。でも、読んでくれるのはうれしかったです。おもしろい日記を書かなくちゃって、思ってました。つらかったです。

　でも、お休みしてたのは、日記を書くのがつまんなくなったからです。茶々瀬はそういうやつです。

　あの、はやっているびょーきになりました。昨日からです。昨日って言っても、八月じゃありません。お熱がちょびっと出ました。それだけでよかったです。

　やることないです。ひととおしゃべりしたいです。でも、できません。お電話できる友だちもいません。かなしいです。

　なんとなくだるくて、ごはんを食べて、寝て、一日が終わります。

　さみしいです。

　あと、ふとっちゃいそうでこわいです。茶々瀬は、これいじょうブサイクになったらひととして認められない気がします。こわいです。

　ひととおしゃべりできないのは、つらいです。

　こういうとき、恋人とかいたらなって思います。

　さびしいです。

　風邪をひくと心が弱くなります。もともと茶々瀬は心が弱いから、もっと弱くなります。ひととおしゃべりしたいです。でもできないです。だから日記を書きました。

　ひまだから、お話を書けよって思います。

　でも、ひまだと、お話書けないです。茶々瀬は、だから、文章が下手なんです。たぶんそうです。