第34話 落とし所

 夜乃が直談判をすると消えてから一時間が過ぎた頃、グランドで指導に励んでいたオレのスマホに着信が入った。

 嫌な予感を感じながら、画面を確認すると「学園長」の文字が表示されていた。

 内容は「今すぐに学園長室に来てほしい」と言うもので、オレは後のことは一旦東条に任せて、呼び出しに応じた。

 オレの肩書はあくまで寮監兼中等陸上部のコーチなので、普段学園の校舎に足を踏み入れることはけしてない。

立ち入りを禁じられているわけじゃないが、やはり立場的に臆してしまう空間だと感じる。

 ましてここは女子校。男子教師もいるが、男としては肩身の狭い場所だ。

 オレは出来る限り、辺りを見渡すなんて変態的なことはせず、真っすぐ学園長室へ向かった。

 普段立ち入ることはないが、だからと言って一回も入ったことがないわけじゃない。

 部活で選手が結果を出した時や今後の見込みなどの報告を、学園長は書面などではなく、直接聞きたがった。

 だから、年に何度かは足を運ぶ。なので、学園長室の場所はしっかりと把握している。

 中央棟の二階、そこに学園長室は設けられている。

 オレは引き戸の前に立つと、ジャージの襟を直して、姿勢を整えてからノックした。


「日暮です」

「どうぞ」


 名前を告げると、すぐに入室の許可が下りる。

 失礼します――と断りを入れて、オレは戸を開く。

 部屋の中に入って、オレは丁寧な動作で戸を閉めた。

 それから部屋の中を見渡すと、窓を背後に背負った60代の白髪の女性がまず目についた。

 彼女こそこの暁海学園の理事長にして、スポーツジムのトレーナーをしていたオレをスカウトしてくれた人物だ。

 他には20代の男子教員が一人、30代の教員が男女一人ずつ、そしてオレの顔を見て笑みを浮かべる夜乃がいた。

 三人の教員とは顔見知りだ。

 若いのが中等陸上部の顧問で、30代の方が高等陸上部の顧問だ。

 そこにオレも加わり、暁海学園の陸上関係者が揃ったことになる。


「日暮さん、呼ばれた理由はわかりますね? 早速で悪いのですが、あなたの意見を聞かせてください」


 状況説明もなくいきなり意見を求めてきた。

 事の発端は当然夜乃の直談判。その内容はさきほど話し合ったことで間違いないだろうが――さて、この注目されている中で何と言えばいいのか。


「私としては、今後も暦コーチに指導をお願いしたいんですよぉ。やっぱり私をこの世界に引き込んだ責任は取ってほしいわけで、結果も出してきたんで、それくらいの我が儘は叶えてほしいかなって」


 オレの意見を求められているのに、夜乃はここぞっとばかりに自分の意見を主張した。

 たぶん、オレに同意見と頷いて欲しいのだろう。


「夜乃さん、あなたの意見は十分にわかっていますから、今は黙っていてください」


 すぐに学園長がそう言った。

 額に指を添え、やや疲れ気味の様子だ。

 一体どんなやり取りがここで行われていたのか、考えるだけで気分が沈みそうになるので、考えないことにする。

 オレは今着たばかりだ。それ以前のことは関与してない!


「ですよね。ちゃんと伝わってますよね。でも、コーチにも改めて伝えておきたかったんですよね」

「…………」


 何か圧を感じる念の押され方だ。


「私は学園の方針に従います」


 教師でもなく、あくまで雇われコーチでしかないオレが自分勝手に意見すべきじゃない。

 あくまで業務命令に従うつもりですっと答えておく。


「つまり……夜乃さんの指導を続けてほしいと言えば、受け入れてくれるわけですね?」


 元々、夜乃を誰かに任せたいと思っているわけじゃない。それは今後成長していく見込みのある西野も同じことだ。


「そうですね……はい、そのつもりです」


 でも、オレは言い淀んでしまった。


「何か思うことがありますか? 無理に押し付けるつもりはないのですよ」


 雰囲気的に、オレが頷けば夜乃はこれまで通り、指導することができるのは伝わってくる。だが、素直に頷いていいのか、オレには判断できなかった。

 高等部となった夜乃を、高等陸上部の顧問である彼らから奪う行為は、彼らのプライドを傷つけるはずだ。

 それは今後、暁海学園の陸上部全体で軋轢を生む原因になるかもしれない。オレがコーチを続けている間は。


「……無理ではないですが、私はあくまで中等陸上部のコーチです。なのに高等部に上がった夜乃をそのまま指導するのは、やはり高等陸上部の顧問の方に申し訳なく思います」

「その考えはもっともでしょう」


 学園長は深く頷いた。

 他の三人も似た反応だ。

 ただ夜乃だけは雰囲気を読まずに笑顔で言ってくる。


「そうですか? 私としてはより頑張れる人に教えてもらうことが成長に必要なことだと思いますよ。そもそもコーチ以外から指導される気がないので、最悪辞めたっていいっていうか」

「なっ……お前、それはいくら何でも」


 中等部では全国大会に出場し、高等部でもインターハイ出場を期待されている夜乃があっさりと陸上を辞める宣言をした。

 オレは改めて四人の顔を見渡し、深いため息を吐く姿を確認した。

 なるほど、この脅し文句でオレに指導を続けさせる方向へ強引に話を進めていたのか。


「我が校の陸上部にとって、一番の損失は優秀な選手に辞められることです」

「指導する人間がオレから他の人に代わるくらいで、何でそんな結論になるんだ」

「……わからないんですか?」


 問いかけると夜乃はジッとオレのことを見てきた。

 わからないから言いてるんだが――いや、ちょっと待って。なんで、みんなして更に深い溜め息をつくんだよ。

 こいつマジかよ――みたいな雰囲気出すのやめてもらえませんかねっ!

 この中で立場が一番低いオレは文句を言うこともできないから、心の中で突っ込むしかない。


「まぁ……コーチですからね。それはとりあえず後でいいです」


 何だから知らないうちにダメ人間の烙印を押された気がする。気のせいかもしれないが。


「今はコーチが私の指導を続けてくれるのか、それを教えてください」

「それは……」


 高等陸上部顧問のメンツを考えれば、安易に頷けない。

 わざわざオレが呼び出された以上、オレの意見が決定材料にされる可能性が高い。

 頷いて高等陸上部顧問の二人から恨まれるのは避けたい。

 普段はあまり交流していないが、同じ陸上である以上皆無というわけじゃない。

 会う度にネチネチ言われるような関係にはなりたくない。


「日暮コーチが悩むのは、やはり高等部の顧問の方々を配慮しているからですよね?」


 答えを出せずにいると、その理由を確認するために学園長が訪ねてきた。


「はい……」

「わかりました。なら、みなさんの意見をまとめて落とし所を探すしかないですね」

「申し訳ありません」


 オレが結論を出せないばっかりに面倒なことになった。


「私はコーチ一択です」

「あなたの意見は散々聞かせて頂きましたので、今更言わなくても結構です」


 即座に反応した夜乃の主張を、学園長は聞きたくなさそうに顔をしかめた。


「では、佐藤先生と吉田先生の意見を改めてお聞かせください」

「私たちの意見は先ほどと同じで、高等部の生徒の面倒は高等部の教師が見る。これまで通りの学園の方針というか、常識を当たり前のように行うべきだと考えています」


 当たり前のことを当たり前に言っているが、内心は夜乃のことを何としても手にしたいと思っているはずだ。

 オレがそうであるように、この学園の教師もまた部活で結果を出せば、それが昇給やボーナスのプラス査定になる。

 オレが手塩にかけてレベルアップした生徒であれ、高等部で結果を出せば、その功績は高等部の顧問のものになる。

 全国大会=インターハイ出場選手がいれば、年収アップが期待できる。

 表立って言わないが、二人からすれば喉から手が出るほどほしいのが夜乃って選手だ。


「おっともですね。佐々木先生は?」

「僕はこれまで通り教師に専念させていただければそれで。陸上とか詳しくないですし、指導はできませんから」


 中等陸上部の正式な顧問である佐々木先生は、基本的に部活にはノータッチだ。

 昨日までのようにオレが休む時は、生徒だけにして何かあれば問題になるので監督してくれるが、メニュー作りや指導には全く関与していない。

 陸上素人ということもあるが、今は教師の仕事に専念したいというのが彼の主張だ。

 この場に呼ばれたのは、あくまで形だけだろう。


「あなたの主張もわかりました。では最後に日暮さん」

「……正直に言えば、初等部の頃から目を付けてスカウトし、三年間みっちり仕込んで全国大会に出場するまでになった選手を手放すのはおしいと思います」

「もちろんそうでしょう」


 学園長は理解できると頷いてくれた。


「最初からそう言ってくれればよかったんですよぉ~」


 夜乃は嬉しそうに微笑み、オレの隣に来ると肘でグイグイとしてきた。

 やめろ、学園長の前で!

 オレはパシッと夜乃の腕を叩き落とし、言葉を続けた。


「でも……それは夜乃だけじゃないです。これまで送り出した選手にも言えることです。一番思い入れのある選手ではありますが、だからと言って特別扱いはできません」

「つまり高等部の先生方に任せてもいいと?」

「はい」

「コーチが良くても私は嫌ですから。そうなれば辞めるだけです」


 オレがそう言うと、間を空けずに夜乃は伝家の宝刀を抜いてきた。

 それがある限り、誰も夜乃に強く言うことができない。

 勉強にしろ、スポーツにしろ、実力のある生徒の意見は無視できない。

 夜乃が辞めてしまうくらいなら、オレがとハッキリ言ってしまいたいが、それでは高等部の顧問の面目を潰してしまう。


「となると、やはり解決策は一つしかなさそうですね」


 解決策……あるか?

 普通に考えて、夜乃が辞めるのが一番の損失になるのだから、夜乃の意見を尊重するのが最も現実的な案だ。だが、それでは高等陸上の顧問の二人のプライドを傷つける恐れがある。

 とても解決策と言えるほど、妙案とは思えない。


「中等部と高等部の陸上部を一つにまとめてしまいましょう」

「あ、それいいですねぇ」


 学園長の提案に、即座に反応したのは夜乃だけだった。


「……確かに、寧ろその方が僕は楽かも」


 次にそう言ったのは、部活に参加したくない主義の佐々木先生だった。

 確かにそれは悪くない提案だ。


「陸上は個人種目がほとんどです。団体種目だと中等部生徒は高等部生徒の足を引っ張る可能性がありますが――」

「一人ずつのタイムや記録が重要な陸上では、足の引っ張ることはほとんどない」


 学園長が続けて言おうとしたことを先読みして、口に出すと学園長は「そうです」と頷いた。

 絶対に足を引っ張ることがないとは言わないが、陸上はリレーという例外を除けばほとんどが個人種目だ。

 当然足の速さ、体力の差は出てくるだろうが、それは短距離であれば走る本数を変える。長距離なら距離を変えるなどで簡単に調整することができる。

 そして何より、合同にすることによって指導者が増えれば全体的に目を届きやすくなるというメリットがある。


 現状、中等陸上部の指導者はオレ一人だ。

 陸上は一言に陸上と言っても種目が非常に多い。

 基本的に短距離、中長距離で分けて指導しているが、他にも高跳びや走り幅跳びにハードル競争などがあり、それぞれ個別の指導が必要になってくる。

 オレは学生時代が短距離選手だったので、比較的に短距離に力を入れてしまっているが、生徒の中には当然そういった競技を頑張っている子も多数いる。

 佐々木先生が部活に顔を出してくれれば多少は楽だが、それは期待できない。今はマネージャーである東条に協力してもらいながら、短中長とタイムを計り、休憩などの片手間に他の種目も見ているという感じだ。


 陸上は一本一本全力のタイムを計るので、休憩は他の部活よりも多い。

 他の部活からは「陸上部サボってない?」と言われることがあるくらいだ。

 そんなことを言う子たちには、全力で走る辛さを体験してもらうようにしている。大抵一回体験させれば、次からそんなことは言わなくなる。

 結論として何が言いたいかと言うと、学園長の提案はアリだ。

 オレたち三人はお互いに顔を見合わせて、頷いた。

 他の二人も同じ考えのようだ。


「中高合同を許可して頂けるのであれば、それでお願いします」


 代表して佐藤先生がそう学園長に申し入れた。


「わかりました。詳細を詰めるのはみなさんにお任せします。いきなり明日からはさすがに生徒たちが混乱しそうなので、とりあえず2週間程度を準備期間としてください」


 こうして夜乃を巡った話し合いを終了して、とりあえず全員が望む希望が叶ったことになる。

 落とし所をしては、これ以上はない。


 ◇


「あいたっ」


 学園長室を出たオレは、早速というべきか、夜乃の頭に拳を落とした。


「いきなり何するんですかぁ」


 叩かれた頭部を押さえながら、夜乃は振り返って不満気に頬を膨らませて、オレを睨むように見上げてきた。


「お前な、自分の身勝手でみなさんに迷惑かけた自覚はあるな?」

「迷惑ってなんですか。私はただ自分の希望を――」

「それが迷惑だって言ってんだ、こいつっ」


 オレは夜乃の頭を両手でガシっと掴むと、左右に揺すりながら髪の毛を滅茶苦茶に乱しまわす。


「ぎゃあぁぁ、だから髪はダメですってばぁ、髪は!」

「反省しろ、あほんだらっ」


 世間の目から見れば体罰になりそうだが、構うか。

 学園長が落とし所を提示してくれたから助かったが、あのまま答えが出なかったら、オレは――。


「まぁ、日暮コーチそのくらいで。このご時世、そういうことはあまり……」

「佐藤先生……この度はウチの選手がお騒がせしました」


 止めに入った佐藤先生の方に身体を向け、オレは夜乃の頭を押さえ付けながら、頭を下げた。


「コーチ、頭痛いですぅ」

「お前も謝れ」

「むぅ……すみませんでした」


 感情が全然籠っていない。とりあえず言われたからって感じの謝罪だ。


「それほど生徒に好かれるのは指導者として羨ましい限りですよ。これからは同じ立場として協力していきましょう」


 顔を上げてと言うように肩を叩かれ、オレは遠慮するようにゆっくりと姿勢を戻した。


「そうですね。今後はよろしくお願いします」

「とりあえず生徒たちに今後のことを伝えに行くので、今日はこれで」

「はい。私もそうします」


 学園長室前でオレたちは他の先生方と別れえた。

 佐藤先生と吉田先生は、恐らく高等部グランド、佐々木先生はきっと中等部の職員室。オレはそんな3人を見送ってから、改めて夜乃と向き合う。


「…………」

「そんなに怒らないでくださいよぉ~。私はただコーチと一緒に居たいだけで」


 いつものあざとくて、わざとらしい口調だが、本気で不安そうな表情で、瞳には若干涙が滲んでいるように見える。

 そんな顔と目をされたら、怒るに怒れない。


「……はぁ……オレもお前のことは最後まで面倒を見たいとは思ってる」

「コーチ……」

「でもな。だからって自分勝手なことを言っていいわけじゃない。社会に出れば協調性が求められるようになる。自分の意見ばかり――」

「ごめんなさい」


 さっきは先生方に無理矢理頭を下げさせたが、夜乃は自ら頭を下げて謝罪してきた。


「コーチには迷惑かけたくなかったですけど、本当にコーチ以外はイヤなんです」


 これまでに聞いたことのない本気の声音――いや、この調子は三年前、夜乃が中等部の一年生の頃に一度だけ聞いたことがあるような覚えが……確かアレは――。


「なんでそこまでオレに拘る? お前をスカウトしたのはオレだが、佐藤先生だって実績のない人ってわけじゃないんだぞ」


 オレが県大会にしか進めさせてあげられなかった生徒を、高校でインターハイに出場させた確かな結果を出している。

 もちろん、土台となる部分を教えた自負はあるが、そこから選手の実力を引き上げたのは他でもない。


「本当にわからないんですか? どうしてコーチがいいか」


 ジーっと見つめてくる瞳は、先ほどの潤みはなく試すような、そんな色合いをしているような気がした。


「そりゃ三年間一緒にやってきて、相性が良かったり、気楽とか色々理由はあると思うが」

「はぁ……(まぁ、コーチですからね。わかってほしいなんて高望みか)」

「なんだよ、いきなり溜め息なんか吐いて」


 それにボソって言うなよ。聞き取れないだろ。


「いえ、やっぱりコーチにはハッキリ言わないと伝わらないって再確認しただけですよ」

「……そりゃエスパーじゃないからな」

「あ、もういいです」

「なんで呆れられたんだ?」

「なんででしょうねぇ? 考えてみたらいいんじゃないですかぁ? 乙女心とか」


 不機嫌……なのかわからないが、夜乃はオレに背を向けると先に歩き出していった。

 乙女心――そんなのわかったら、この女子校で苦労なんてしねぇよ。

 今のお前含めて、どう接すればいいのか、毎日手探りなんだぞ。

 なんでいきなりそんな発言が飛び出してくるのか、ホント訳が分からん。

 乙女心? 一生理解できる気がしねぇって。


「あの暦コーチ」


「うをっ! 東条、お前どこから」


 ここにいると思っていなかった人物に、背後からいきなり声を掛けられ、オレは思わず飛び跳ねた。

 だから、気配を消して背後に立つな。心臓に悪いっ!


「どういう結果になったのか気になったので。驚かしてしまってすみません」

「東条ちゃん……もしかして見張り? 大丈夫だよぉ、そんなことしなくても、こんなところでする気はないから」


 先に歩き出していた夜乃はオレの驚いた声を聞き、何事かと振り返っていた。


「なんのことですか? 私はただ夜乃先輩の我が儘がどんな結果になったのか気になっただけです」

「ウソが下手だよ、東条ちゃん。抜け駆け禁止って顔に書いてあるから」

「そんなことありません。それで暦コーチ?」


 何か東条の様子が普段は感じられない程に刺々しい。

 それはオレにではなく、夜乃に対してたが。

 そう言えば今朝もなんかいつもと違ってバチバチしてたな。

 もしかしてオレのいない間に喧嘩でもしたのだろうか?


「あ、ああ。それはみんなと一緒に教える」

「そうですか。確かに二度手間になりますからね」

「まぁ、そんなところだ」


 別に口留めされているわけじゃないから、グランドに戻るまでの話のネタとして教えるのは構わないのだが、何となく話す気にならなかった。

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